
2019年04月04日 更新
【毛髪診断士監修】薄毛になる原因を知ろう! ハゲる理由とハゲない対策
あなたの薄毛は、どのタイプ?

薄毛・ハゲのタイプ①:老人性脱毛症
個人差はありますが、60歳を過ぎると男女を問わず髪の毛が薄くなってきます。
これは病気などが原因ではなく、ごくごく自然なこと。
「誰もが避けられない薄毛」と言えるでしょう。
薄毛・ハゲのタイプ②:AGA(男性型脱毛症)
M字型ハゲや頭頂部が薄くなる人に多いのが、AGAと呼ばれる脱毛症です。
テストステロンという男性ホルモンがジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンに変化し、このジヒドロテストステロンが脱毛を促進したり、発毛を阻害したりするため、薄毛になるのです。
AGA(男性型脱毛症)について、もっと詳しく知りた人はこちら
【薬剤師監修】AGAとはどんな脱毛症?他の薄毛との違いを解説!
薄毛・ハゲのタイプ③:円形脱毛症
薄毛・ハゲのタイプ④:脂漏性脱毛症・粃糠(ひこう)性脱毛症
頭皮の皮脂の量が増えて毛穴がふさがったり、大量に発生したフケが毛穴に詰まったりすることが原因でおこる脱毛症です。
簡単に言うと、皮脂が原因となるのが「脂漏性脱毛症」で、フケの場合は「粃糠性脱毛症」。
どちらも、著しい頭皮環境の悪化や、ホルモンのバランスが崩れることで起こると言われています。
● 毛髪診断士コメント
ハゲを引き起こす脱毛症には、いくつかの種類があります。
正しい対策をとるためにも、ハゲる原因について知っておきましょう。
薄毛になってしまう原因とは?

薄毛・ハゲの原因①:ストレス
自律神経を乱し、血行不良を引き起こすストレス。
身体が緊張状態に置かれ、頭皮の血管が収縮すると、発毛に必要な栄養が行き渡らなくなってしまい、薄毛の原因につながると言われています。
適度な息抜きを心がけることが大切です。
薄毛・ハゲの原因②:男性ホルモン
男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)は、薄毛になる原因です。
このジヒドロテストステロンは、「テストステロン」と呼ばれる男性ホルモンが、「5αリダクターゼ」という還元酵素と結合することで発生する物質。
AGA(男性型脱毛症)は、このジヒドロテストステロンが原因で発症する病気です。
● 毛髪診断士コメント
成人男性に見られるハゲの多くは、男性ホルモンが原因のAGAだと言われています。
薄毛・ハゲの原因③:遺伝
男性ホルモンの量や活性は遺伝すると言われています。
薄毛の遺伝子は、主に母親から受け継がれることが多く、母方の祖父母に薄毛の傾向がある場合、注意が必要です。
多くのAGA専門クリニックにて、遺伝子検査を受けることができるので、一度相談してみるといいかもしれません。
遺伝について、もっと詳しく知りたい人はこちら
薄毛は遺伝する! ハゲやすい2つの遺伝子とは?
薄毛・ハゲの原因④:皮膚の疾患
皮膚に何らかの疾患を持っている場合、頭皮環境に悪い影響を与えるおそれがあります。
頭皮は、常に清潔な状態を保ちましょう。
頭皮や髪の毛のケアについて、もっと詳しく知りたい人はこちら
頭皮 / 毛髪(髪の毛)ケアとは
薄毛・ハゲの原因⑤:食生活の乱れ・不規則な生活
薄毛・ハゲの原因⑥:アルコールやタバコ
過度な飲酒や喫煙は、薄毛やハゲの原因になりかねません。
飲酒が直接薄毛やハゲにつながるわけではありませんが、摂取したアルコールを消化するためにビタミンやアミノ酸が多く使われると言われています。
また、タバコの吸いすぎは、ビタミン不足につながるという説も。
このビタミンやアミノ酸は、髪の毛の発育には大切な栄養素です。
また、栄養不足だけでなく、頭皮の血行不良にもつながりかねないので、飲酒や喫煙はほどほどにしましょう。
アルコール・タバコと薄毛の関係について、より詳しく知りたい人はこちら
ハゲる原因? タバコと酒はハゲを助長するのか
薄毛対策のつもりが、逆効果になっているケアとは?

実は薄毛・ハゲの原因となる習慣①: シャンプーの仕方が悪い
抜け毛が怖くてシャンプーを控えめにする人もいますが、それで抜け毛が減るわけではありません。
頭皮が不潔な状態になると炎症を起こし、脱毛・薄毛につながる可能性があります。
その逆に、シャンプーをしすぎるのもよくありません。
必要な皮脂まで落としてしまうと頭皮のフケやかゆみの原因になり、抜け毛を促し、薄毛につながります。
頭皮は清潔に保ちつつも、過度なシャンプーは控えましょう。
正しいシャンプーの仕方について、もっと詳しく知りたい人はこちら
「抜け毛」の原因はシャンプーと頭皮ケアにあるかも?
● 毛髪診断士コメント
頭皮・髪の毛の健康を保つ上で、シャンプーは非常に大切です。
日々、正しいケアを心がけましょう。
実は薄毛・ハゲの原因となる習慣②:紫外線を浴びすぎる
よく、帽子による頭皮の蒸れや頭の締め付けはハゲの原因と言われていますよね。
では、「帽子をかぶらなければハゲないか」というと、それも違うようです。
夏の強い日差しなど、紫外線を頭皮に浴び続けることも薄毛の原因となると言われているのです。
紫外線が強い日は、直射日光が当たらないよう、通気性のよい素材の帽子などをかぶって紫外線対策をしっかり行いましょう。
効果的な薄毛対策とは?

育毛剤で頭皮環境を整える
薄毛やハゲが心配になったとき、手に取りがちなのが「育毛剤」でしょう。
ただし、市販されている育毛剤の多くは医薬部外品・化粧品に分類され、髪の毛を生やすための成分が含まれていません。
そのため、育毛剤を使っただけでは髪の毛が生えたり、薄毛やハゲが治ることはないのです。
しかし、頭皮の健康を保つ効果は期待できます。
育毛剤を使って頭皮環境を整えることで、抜け毛や薄毛が起こりにくい頭皮になるでしょう。
育毛剤について、もっと詳しく知りたい人はこちら
「育毛剤」は本当にハゲ・薄毛の治療に効果を及ぼすのか?
● 毛髪診断士コメント
医薬部外品の育毛剤を使っても、医薬品ほどの発毛効果は得られないでしょう。
すでに薄毛や抜け毛の症状が見られる人は、手遅れになる前に病院へ。
食事のバランスを整え、不足した栄養はサプリで
薄毛やハゲを防ぐためには、バランスの取れた食生活が大切。
とくに亜鉛やアミノ酸は、髪の毛を作るための重要な栄養素なので、積極的に摂取することをおすすめします。
しかし、普段の食生活で常に意識して亜鉛やアミノ酸を摂取することは、難しいかもしれません。
食生活の中で不足してしまう栄養素は、サプリメントなどで補うのもよいでしょう。
ただし、サプリメントを使用したからといって、育毛効果が感じられるわけではありません。
髪の毛と栄養の関係について、もっと詳しく知りたい人はこちら
【薬剤師監修】亜鉛を飲むと髪の毛が生える!これって本当?
● 毛髪診断士コメント
育毛サプリは、育毛の上で足りない栄養を補うためのものです。
あくまで、薄毛の予防や、治療のサポートとして使いましょう。
薄毛の治療薬は「個人輸入」ではなく「病院」で
薄毛やハゲの治療薬は、必ず薄毛治療専門の病院で、医師から処方されたものを服用しましょう。
薄毛治療はほとんどが「自由診療」として扱われ、保険が適用されず治療費用は全額患者の負担です。
「少しでも費用を安く」と、海外から個人輸入した治療薬を使用する人もいますが、海外製の治療薬には偽造品が含まれている場合もあり、おすすめできません。
服用の方法や期間、量など、必ず医師の指導のもと正しく服用することが大切でしょう。
個人輸入の危険性について、もっと詳しく知りたいひとはこちら
【薬剤師監修】プロペシア(フィナステリド)服用の注意点:「割って服用」「個人輸入」はNG
薄毛が気になったら、無料カウンセリングへ

効果的な薄毛対策には個人差がある
ここまでに説明したとおり、薄毛にはさまざまな症状があります。
そして、その原因や対策・予防法は人それぞれ異なるもの。
1人で判断して対策することは、かえって薄毛を悪化させてしまう危険性があります。
少しでも薄毛やハゲが気になったなら、まずは医師に相談してみることがへア充への近道でしょう。
まずは薄毛についてプロに聞こう
多くのAGA専門クリニックが、血液検査や遺伝子検査、さらには無料のカウンセリングを行っています。
さまざまな診療を通じて、患者一人ひとりに合った対策・治療法を探し出してくれるでしょう。
まずは無料のカウンセリングで、相談してみてはいかがでしょうか。
● 毛髪診断士コメント
大切なのは、その人に合った薄毛対策をとること。
まずは医師に相談してみて、頭皮・髪の毛の状態を正しく知りましょう。