生える人をふやす

    2017年09月22日 更新

    【毛髪再生】薄毛に悩まなくていい時代の到来? 最先端の毛髪再生医療

    近年、資生堂や京セラなどの大手企業が研究機関と手を組んで、「毛髪再生医療」の開発を進めています。実用化されれば、薄毛に悩む人がいなくなるとまで言われる、大きな期待の寄せられる技術なのです。
    開発途中の最先端技術以外にも、すでにクリニックでの施術が行われている毛髪再生医療もあります。一体どのような仕組みで毛髪を再生させるのでしょうか? 今回は、毛髪の再生医療に関する本当の話をご紹介します。

    薄毛で悩む人に希望をもたらす「毛髪再生医療」とは?

    近年、ハゲに悩む人々の間で「毛髪再生医療」が話題となり、薄毛治療が革新的に進歩するのではないかと期待されています。

    その「毛髪再生医療」とは、一体どのようなものなのでしょうか。

    毛髪再生医療とは、毛周期に注目したハゲ治療法

    毛髪再生医療とは、健康な髪の毛を正常なサイクルで生やすため、毛周期の改善を目的とした薄毛の治療法です。

    新しい毛髪再生技術の開発も進んでいますが、現在すでに医療機関で実現されている治療法が3種類あります。

    すでに行われている「毛髪再生治療」

    • グロスファクター法(または、グロースファクター法)
    • HARG(ハーグ)療法
    • 脂肪幹細胞療法

    すでに用いられている毛髪再生療法①:グロスファクター法

    グロスファクター法は、すでに医療機関で取り扱われている毛髪再生治療の一つです。

    グロスファクター法では、髪の毛の成長を促す成長因子(グロスファクター)に注目して毛髪再生を行います。

    成長因子は、髪の毛の成長のためには絶対に必要なものです。

    グロスファクター法では、この成長因子を配合した薬によって、髪の毛が成長するサイクル「毛周期」を正常に戻します。

    グロスファクター法は、週に1~2回程度の投薬を一定期間続けることで効果が出ると言われる方法です。

    また、このグロスファクター法は、毎日の投薬が必要ないため、比較的続けやすいことが魅力と言えるでしょう。

    しかし、グロスファクターを含む薬の種類によって、効果に差があるという評価もあります。

    グロスファクター法を試してみる際は、どの薬を使用しているかまで、医師としっかり相談した方がいいでしょう。

    すでに用いられている毛髪再生療法②:HARG(ハーグ)療法

    現在、医療機関で実際に施術されている毛髪再生療法の一つに、HARG療法というものがあります。

    HARG療法とは、「Hair Re-generative theraphy(毛髪再生治療)」の頭文字をとったもので、その名の通り、髪の毛を再生させることで薄毛を解消する治療方法です。

    培養した脂肪幹細胞から、成長因子である“生体たんぱく質”を採取したものから作られた、特殊な薬剤が使われます。

    HARG療法は、現在最も多く取り扱われている毛髪再生療法と言われています。

    1回の施術が20~30分で済むという手軽さ、そしてアレルギーや副作用の心配が比較的少ないという安全性の高さが、人気の理由かもしれません。

    すでに用いられている毛髪再生療法③:脂肪幹細胞療法

    グロスファクター法、HARG療法に加え、脂肪幹細胞療法も、広く用いられている毛髪再生療法の一つです。

    脂肪幹細胞療法では、患者自身の身体から採取した脂肪幹を培養して、薄毛が気になる箇所に注入します。

    注入した脂肪幹の成長因子が働き、毛周期が正常化されることで発毛が始まるというメカニズムです。

    注入した脂肪幹がなじむと、頭皮に新しい血管が生まれることも期待できます。

    新しく生まれた血管によって頭皮の血行がよくなるため、必要な栄養分が行き渡り、頭皮の炎症を避けることができるのです。

    脂肪幹細胞療法では患者自身から採取した脂肪幹を使用するため、拒絶反応が少なくリスクが低いのも大きなメリットでしょう。

    最新の毛髪再生医療とは?

    現在さまざまな機関で、より進んだ毛髪再生の技術が開発されています。

    これまでの毛髪再生医療は、グロスファクター法、HARG(療法)、脂肪幹細胞療法のどれをとっても、成長因子を注入することを毛髪再生の手段としていました。

    最新の毛髪再生医療技術は、毛を生えさせる毛包そのものを再生させるなど、さらに一歩先を行く技術の開発が進められているのです。

    現在開発中の、新しい毛髪再生技術

    • 資生堂とカナダのベンチャー企業「レプリセル社」が開発する技術
    • 京セラと理化学研究所が開発する技術
    • IPS細胞を応用した技術

    最新毛髪再生医療の実態①:資生堂が開発する毛髪再生技術

    大手化粧品メーカーである「資生堂」が事業の一環として、毛髪再生医療技術の開発を行っています。

    資生堂が開発中の毛髪再生医療技術は、男性ホルモンの影響を受けにくい後頭部の頭皮の性質に注目しました。

    後頭部から毛球部毛根鞘細胞を採取し、培養して薄毛の顕著な箇所に移植するという方法です。

    毛球部毛根鞘細胞は、毛を作る力を持つ細胞。

    後頭部から10本程度の髪の毛を含む頭皮を採取し、その毛球部毛根鞘細胞を3ヶ月かけて100万個ほどに培養します。

    培養した細胞を髪の毛の薄い部分に注入すると、薄毛が目立っていた箇所から髪の毛が生えてくるようになるというわけです。

    資生堂はこの技術の研究について、毛髪再生治療の先駆者であるカナダの企業「レプリセル社」と共同で行っています。

    「レプリセル社」による治験結果では、16名中10名の毛髪密度が5%以上増加する結果となり、約63%の患者に薄毛の改善が認められました。

    画期的な方法ですが、現在わかっている副作用として、がん細胞ができたり、添加物へのアレルギー反応が出る可能性が報告されています。

    最新毛髪再生医療の実態②:京セラと理研が開発する毛髪再生技術

    毛髪再生医療技術の開発に取り組んでいる企業は、資生堂だけではありません。

    電子機器や半導体で有名な京セラも、理科学区研究所(理研)やオーガンテクノロジーズと共同で、毛髪再生医療技術の研究に取り組んでいます。

    京セラや理研が開発している毛髪再生医療技術も、細胞を取り出して培養し、移植するという方法です。

    京セラの開発する技術では、毛乳頭細胞バルジ領域上皮細胞という2種類の細胞を取り出して培養し、髪の毛を生み出す機関である毛包原基を再生します。

    そうして再生した毛包原基を脱毛部分に移植して、新しい髪の毛が生えるようにするという方法。

    毛のないマウスを使った実験では、3週間の間に1平方cmあたり124本の発毛に成功したという結果が出ています。

    人の頭髪密度は1平方cmあたり150~300本であると言われているので、マウスと同じ量の発毛が人間にも実現するとしたら、薄毛対策としては十分だと言えるでしょう。

    最新毛髪再生医療の実態③:iPS細胞による毛髪再生技術

    万能細胞と名高いiPS細胞によって、毛髪を再生する技術も開発途上にあります。

    慶應義塾大学の研究チームが、iPS細胞を使ってマウスを発毛させることに成功したという報告もあり、今後に期待できる薄毛治療法と言えるでしょう。

    iPS細胞による毛髪再生技術が実用化されれば、皮膚組織が破壊されたことによって、永久的に髪の毛が生えなくなってしまう瘢痕性(はんこんせい)脱毛症の患者さんなどへの治療にも、役立つことが期待されています。

    しかしiPS細胞は、他家移植細胞であることや対外培養による細胞変異など、懸念される課題がまだたくさんあるようです。

    人への実用化はまだまだ先になりそうですが、iPS細胞による毛髪再生技術の発展にも注目しておきましょう。

    毛髪再生医療が持つ2つのメリット

    新技術である毛髪再生医療を受けることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

    毛髪再生医療を受ける、2つのメリット

    • 治療薬が使えない人でも治療できる
    • 薬が効くまでの時間を待つ必要がない

    毛髪再生医療のメリット①:治療薬が使えない人でも治療できる

    毛髪再生医療を受ける最大のメリットは、治療薬が使えない人でも、治療を受けられることでしょう。

    治療薬は、種類と服用者の体質によって、アレルギー反応を誘発する場合があります。

    効果的な治療薬でも、アレルギーが出てしまう体質である場合、服用できなくなってしまうおそれがあるのです。

    また、ホルモンバランスに関係する治療薬の中には、女性は使用することができないものもあります。

    毛髪再生医療なら、アレルギー体質の人や薄毛に悩む女性など、治療薬が使えない人も関係なく治療を受けることができるのです。

    毛髪再生医療のメリット②:薬が効くまでの時間を待つ必要がない

    毛髪再生医療を受けるメリットは、薬の成分が働いて毛周期を再生させる時間を待つ必要がないという点でしょう。

    つまり、毛髪再生医療の魅力はその即効性なのです。

    治療薬を服用する場合、薬の成分が男性ホルモンに作用することによって、毛周期が正常に戻ります。

    対して毛髪再生医療は、直接毛周期に作用する成長因子を投与したり、髪の毛の生える細胞を頭皮に埋め込んだりするため、植毛に近い効果を得ることができると考えられています。

    薬での治療が、畑に種を撒いて発芽を待つことだとすれば、毛髪再生医療は、畑に苗を植えることに近いかもしれません。

    毛髪再生医療が持つ2つのデメリット

    革新的な治療法と思われる毛髪再生医療ですが、デメリットと言える部分もあります。

    毛髪再生医療の2つのデメリット

    • 客観的に効果が認められている治療法ではない
    • まだまだ開発途上の技術である 
    • 治療費が高い

    毛髪再生医療のデメリット①:客観的に効果が認められている治療法ではない

    グロスファクター法やHARG療法など、既にクリニックで実践されているものも確かにありますが、毛髪再生医療は、AGA治療に効果があると厚生労働省から認可されていません。

    厚生労働省からAGA治療効果が認められているのは、ミノキシジル外用療法、プロペシア(フィナステリド)内服療法、ザガーロ(デュタステリド)内服療法の3つだけです。

    成長因子の注入は、理論的には効果的と思われ、深刻な副作用もないと考えられています。

    だからこそすでに行われている毛髪再生医療もあるのですが、男性ホルモンに直接働きかける治療薬に比べ、まだ効果が疑問視されている段階なのです。

    毛髪再生医療のデメリット②:まだまだ開発途上の技術である

    新技術による毛髪再生医療は、今すぐ受けられるものではありません。

    資生堂や京セラが開発しているような、成長因子の注入に頼らない新技術に対する期待は大きいですが、これらはまだまだ開発途上にあります。

    京セラは、2020年の実用化を目指して開発中だと発表しており、最低でもまだ3年は待たなければならないでしょう。

    副作用や細胞変異の問題など、開発段階で乗り越えなければならない課題はまだ山積みです。

    新技術の開発を待つ間にも、治療薬などを試して、早めの薄毛治療を目指しておきましょう。

    毛髪再生医療のデメリット③:治療費が高い

    治療薬の処方にくらべ、毛髪再生の施術にかかる治療費はものすごく高価です。

    治療薬は、種類にもよりますが、1ヶ月分の処方箋における相場は5,000〜15,000円ほど。

    一方、毛髪再生にかかる治療費は、数十万円から100万円のスケールで考えられます。

    例えば、成長因子を頭皮に注入するグロスファクター法は、1回の投薬に5万円以上の費用がかかります。

    1回5万円の治療を、週に2度ほど何週間も続けることになるので、多額の予算が必要なのです。

    また、資生堂や京セラによって開発中にある新技術が実現した場合、その費用は新車一台分にもなると予想されています。

    毛髪再生医療には多くの魅力がある分、莫大な費用がかかるのです。

    毛髪再生医療に期待しつつ、まずは医師による診療を受けよう

    毛髪再生医療には大きな希望がありますが、現段階では、治療薬を使用するという選択が現実的と言えます。

    治療薬の方がいいのか、毛髪再生の方がいいのか、判断基準は人それぞれでしょう。

    しかし、体質や予算にあった薄毛治療を行うためには、自分の薄毛について現状をよく知ることが“ヘア充”になる上でとても大切です。

    まずはAGAのクリニックを受診して、自分に合った治療法を医師に相談してみましょう。


    AGA専門クリニックってどこに行けばいいの?<PR>

    薄毛で悩んでいてAGA専門病院に相談したいけれども、「お金はいくらかかるんだろう」 「薬の副作用が不安……」と、なかなか踏み出せないものですよね。

    しかし心配はありません!長友選手のCMで話題の「AGAヘアクリニック」では、病院に行かずともスマホビデオ通話で無料相談ができます。

    AGAヘアクリニック:病院に行くのは面倒……ならば自宅でスマホ相談!

    サッカー日本代表の長友選手のCMで話題のAGAヘアクリニックはスマホアプリによる無料テレビ電話診察を行っているため、全国どこからでも診察が受けられます。

    薬は診察後に自宅に宅配便で届くので、外出なしで薄毛治療ができてしまいます。

    ・サッカー日本代表 長友選手とAGAヘアクリニック院長の対談はこちら

    【CM放映中】サッカー日本代表 長友佑都と語るAGA治療「本当の話」

    \「無料スマホ診察でもちょっと不安……」という方は/

    LINE@で友だち追加