
2018年08月02日 更新
【原因究明】ハゲを治すために知っておくべき真実
【ハゲ治療を始める前に】ハゲにもさまざまな種類がある

ハゲにはさまざな原因があると考えられている
- AGA(男性型脱毛症):男性ホルモンが原因のハゲ
- 円形脱毛症:自己免疫疾患の影響が疑われるハゲ
- 粃糠性脱毛症・脂漏性脱毛症:頭皮環境の悪化が原因のハゲ
- 牽引性脱毛症・圧迫性脱毛症:外的要因が原因のハゲ
ハゲの原因①:AGA(男性型脱毛症)の原因は「男性ホルモン」

また、遺伝もAGAになる原因の1つ。
【原因別ハゲを治す方法】こんなハゲはAGA(男性型脱毛症)かも!
- 生え際や頭頂部から薄毛が進んでいる
- ハゲがM字の形になっている
- 1日に50本以上髪が抜ける
ハゲの原因②:円形脱毛症の原因は「自己免疫疾患」説が有力!
円形脱毛症は免疫異常によって、Tリンパ球が毛根を異物として攻撃することで発症すると考えられています。
自己免疫疾患はストレスが原因と言われるため、円形脱毛症の発症にはストレスが関係していると考えてもいいでしょう。
「ストレスでハゲる」という噂は、この円形脱毛症に起因しているのかもしれません。
また、円形脱毛症を発症する患者の多くがアトピー患者であることから、皮膚の疾患も関係していると考えられています。
【原因別ハゲを治す方法】こんなハゲは円形脱毛症かも!
- 髪の所々に10円玉サイズのハゲが見られる
- 最近、深刻なストレスに悩んでいる
ハゲの原因③:脂漏性脱毛症や粃糠性脱毛症
が起こり、抜け毛の原因になることがあります。
【原因別ハゲを治す方法】こんなハゲは頭皮環境の悪化が原因かも!
- 最近、抜け毛と同時にフケが多い
- 脂っこい食事ばかりとっている
- 乾燥しやすい肌(乾燥肌)である
ハゲの原因④:牽引性脱毛症・圧迫性脱毛症
【原因別ハゲを治す方法】こんなハゲは髪の負担をかけすぎ?
- 髪をしょっちゅう結ぶ(ポニーテールなど)
- ヘルメットや帽子を頻繁にかぶる
原因別に見る「ハゲを治す方法」

【原因別】ハゲを治す方法
-
AGA(男性型脱毛症)を治す方法→主に「フィナステリド」「デュタステリド」「ミノキシジル」による投薬治療。
- 円形脱毛症を治す方法→局所免疫療法・ステロイド局所注射・かつらの着用など。
- 脂漏性脱毛症や粃糠性脱毛症を治す方法→生活習慣を見直し、正しい頭皮ケアを心がける。
- 牽引性脱毛症や圧迫性脱毛症を治す方法→髪に負担をかけすぎないよう心がけ、正しく頭皮ケアを行う。
ハゲを治す方法①:AGAの場合
厚労省から認可されAGA治療薬「ミノキシジル」と「フィナステリド」「デュタステリド」のどちらかを併用します。
フィナステリドやデュタステリドはAGA治療の原因「ジヒドロテストステロン」の生成を抑え、ミノキシジルは髪の毛を生やす効果があります。
投薬治療は、日本皮膚科学会の「男性型および女性男性型脱毛症診療ガイドライン」においてもランクAに認定。
しかし、投薬治療では薬代が毎月かかるだけでなく、副作用のおそれがあることにも注意が必要です。
「投薬はちょっと……」という人のためにも、育毛メソセラピーや自毛植毛など、薬を使わない治療法を選択することもできます。
AGAは進行性の病気なので、放っておくとどんどんハゲていきます。
もしAGAを発症している可能性がある場合、まずは早めにクリニックの相談をおすすめします
薬剤師監修記事!AGA治療薬について詳しくはこちらから
[薬剤師監修]ハゲは薬で治療できます。厚労省が認可した3つの「AGA治療薬」
ハゲを治す方法②:円形脱毛症の場合
2017年版「円形脱毛症診療ガイドライン」で最も高いランクB(行うよう勧める)に指定されています。
自然治癒のケースもあると言われているため、注射などがどうしても嫌だという人は、治さないという選択肢も存在するのです。
ハゲを治す方法③:脂漏性脱毛症・粃糠性脱毛症の場合
ハゲを治す方法④:牽引性脱毛症・圧迫性脱毛症の場合
【ハゲを治そう!】ハゲ治療と一緒にやっておきたい頭皮ケア

ハゲは、正しい治療法をただ実践すればいいというわけではありません。
日頃の頭皮ケアを正しく行い、頭皮環境を改善する必要があるのです。
頭皮環境は、病院で改善するのではなく、自分自身でケアをするようにしましょう。
正しい頭皮ケア①:シャンプーとドライヤー
頭皮環境を悪化させないためには、日頃から正しく髪を洗うことが大切。
ここでは、抜け毛を防ぐシャンプー方法を簡単に紹介します。
シャンプーを使った正しい「髪の毛の洗い方」
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①: あらかじめブラッシングをする
→髪の毛の絡まりをとるため -
②:お湯でよく予洗いする
→汚れを落とし、泡立ちを良くするため -
③:手の平にシャンプーを取り泡立てる
→直接つけると頭皮ダメージに - ④:頭皮に馴染ませる
-
⑤:指の腹でマッサージするように洗う
→爪を立てると頭皮を傷つけるため -
⑥:しっかりすすぐ
→すすぎ残しは頭皮トラブルの原因になるため -
⑦:リンスは頭皮につけない
→頭皮トラブルの原因になるため - ⑧:リンスもしっかりと洗い流す
-
⑨:タオル・ドライヤーで乾かす
→乾かさないと菌が繁殖するため
また、シャンプーの後は、ドライヤーを使ってしっかりと髪を乾かす必要があります。
ドライヤーをするときも、頭皮にダメージを与えないよう、正しい使い方で乾かすようにしましょう。
正しい髪の毛の乾かし方
- ①:タオルを使い、しっかり水気をとる→事前にしっかりとタオルドライすることで、ドライヤーをかける時間を短縮できる。
- ②:ドライヤーは髪の毛から20センチほど離して行う→ドライヤーによって頭皮の表面温度が上がると、頭皮にダメージを与えてしまう。
- ③ドライヤーは根元→毛先の順で乾かす→髪の毛は毛根から毛先にかけて熱を伝導するため、ドライヤーの時間を短縮できる。
- ④:ある程度乾いたら冷風に→仕上げの冷風によって髪の毛のキューティクルが引き締まる。
正しい頭皮ケア②:正しく育毛剤を使う
頭皮ケアにおすすめなのが、医薬部外品の育毛剤を使うこと。
市販されている多くの育毛剤は、髪を生やす効果こそないものの、頭皮環境を良好に保つにはおすすめのアイテムと言えます。
前髪の薄毛予防:育毛剤(医薬部外品)の効果
- 頭皮の血行をよくする
- 頭皮に栄養を与える
- 頭皮の殺菌作用
【毛髪診断士】市販の育毛剤について詳しくはこちらから!
毛髪診断士の解説付き! 市販の育毛剤まとめ
正しい頭皮ケア③:正しい食生活
食生活の乱れは、頭皮環境の悪化を起こすリスクを高めます。
また、偏食によって脂漏性脱毛症などどいったハゲの直接的な原因にもなりかねません。
頭皮環境を改善したいのであれば、高脂肪な食生活は避けるのが望ましいでしょう。
偏った食習慣は皮脂の過剰分泌を促し、頭皮の炎症や脱毛症を悪化させる原因となります。
栄養バランスに配慮した食習慣を心がけ、髪によい食べ物を積極的に摂っていきましょう。
サプリメントを使って栄養をとってもかまいません。
頭皮を健やかな状態に保ちたいのであれば、アミノ酸・亜鉛・ビタミン類という3種の栄養素を意識して摂ることをおすすめします。
【薄毛予防】理想の頭皮環境を手に入れるために意識したい栄養素
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アミノ酸の効果:髪が作られるもととなる「ケラチン」の構成
〇アミノ酸を含む食品:豚肉(ロース)、アジ、たまご、牛乳、大豆 -
亜鉛の効果:細胞分裂を助け、新陳代謝を改善。ケラチンの生成補助
〇亜鉛を含む食品:牡蠣、アーモンド、卵黄、レバー、いわし -
ビタミン類の効果:頭皮環境の改善。亜鉛やタンパク質の吸収向上
〇ビタミン類を含む食品:
にんじん、にら、レバー、うなぎ(ビタミンA)
豚肉、レバー、カツオ、バナナ(ビタミンB)
レモン、いちご、ブロッコリー、菜の花(ビタミンC)
薄毛予防によい食べ物14選はこちらから!
発毛は食事から! 髪の毛・頭皮のためにとりたい食べ物14選
確実にハゲを治すためには、まず医師に相談すること
