
2019年02月19日 更新
頭頂部が薄毛になる3つの原因と改善方法まとめ
頭頂部が薄毛になる3つの原因

頭頂部の薄毛は「O字ハゲ」や「つむじハゲ」とも呼ばれます。
自発的にチェックしないと、自分で自分の頭頂部を見る機会はあまりないですよね。
そのため、気付かないうちに頭頂部のハゲが広がったり、つむじなのか薄毛なのかわからなかったりなんてことも。
頭頂部の薄毛を改善するには、正しい原因を知り、その原因に合った対策をすることが重要です。
頭頂部の薄毛はAGAである可能性が高い!
頭頂部の薄毛やハゲが気になる場合、AGA(男性型脱毛症)の可能性があります。
AGAは男性型脱毛症と呼ばれ、男性ホルモンと遺伝が関係する進行性の脱毛症です。
AGAには、頭頂部や前頭部などの、男性ホルモンの影響を受けやすい部位から、徐々に髪の毛が生えなくなり、ハゲてしまうという特徴があります。
従って頭頂部に薄毛が見られる場合、AGA(男性型脱毛症)の可能性が考えられるのです。
AGAが原因の場合、男性ホルモンが関係しているため市販の育毛剤(医薬部外品)だけでは改善されません。
専門のクリニックを受診し、治療を受ける必要があります。
頭頂部が薄毛になる原因①:男性ホルモン
AGA(男性型脱毛症)の初期症状とみられる頭頂部の薄毛は、男性ホルモンの影響によって起こります。
AGAは男性ホルモンの一種である「テストステロン」と還元酵素である「5αリダクターゼ」の結合によって発症。
両者が結合することで「ジヒドロテストステロン」(DHT)に変換され、このジヒドロテストステロンが髪の毛の成長サイクルである「毛周期」を乱し、脱毛を引き起こすのです。
AGAによって毛周期が乱されると、髪の毛が完全に成長しきる前に抜けてしまいます。
結果的に、頭頂部付近の髪の毛が細毛化し、やがて髪の毛が生えなくなりハゲに至ってしまうのです。
頭頂部が薄毛になる原因②:遺伝
「ハゲの原因は遺伝」という噂を耳にすることも多いのではないでしょうか。
頭頂部の薄毛は、遺伝が原因である可能性もあります。
最新の研究で、「薄毛になりやすい」と言われる遺伝子が2つあるのです。
薄毛になりやすい遺伝子とは?
- 5αリダクターゼの活性を持つ遺伝子
- アンドロゲンレセプターの感受性が強い遺伝子
1つ目が、「5αリダクターゼの活性をもつ遺伝子」。
この5αリダクターゼは、男性ホルモンのテストステロンと結び付くことでジヒドロテストステロンを生成します。
ジヒドロテストステロンはAGA(男性型脱毛症)の原因であり、毛周期を乱して頭頂部の薄毛を進行させるのです。
2つ目は「アンドロゲンレセプターの感受性が高い遺伝子」。
アンドロゲンレセプターとは、毛母細胞内に存在し、男性ホルモンを感知する器官のことです。
このアンドロゲンレセプターの感受性が高い場合、毛周期を乱す原因のジヒドロテストステロンを感知しやすくなり、ハゲが進行します。
どちらの遺伝子も母親側から受け継がれるため、もし母方の親戚にハゲが多い場合は、薄毛のリスクが高くなっているかもしれません。
ただし、薄毛になりやすい遺伝子を持っているからといって100%ハゲるというわけではないので安心してください。
遺伝を持っていても、日頃からしっかり頭皮ケアを行っていればハゲを未然に防ぐことができます。
どうしても心配な場合は、AGA専門クリニックで行われている遺伝子検査を受けてみてはいかがでしょうか。
遺伝子検査では、薄毛になりやすい遺伝子を持っているかどうかがすぐにわかり、ハゲないために何をすべきかを知ることにつながります。
頭頂部が薄毛になる原因③:加齢
上でも少し触れましたが、髪の毛には「毛周期」という成長サイクルがあります。

約1,000〜2,000日の周期の中、新しく生えてから2~4年の間で成長期、1ヶ月程度の退行期、5ヶ月程度の休止期を経て抜け、また新しい髪に生え変わります。
加齢にともない毛母細胞が活性化しなくなると、毛周期が乱れてしまうことがあります。
つまり、髪が十分に育つ前に抜け落ち、細い髪しか育たなくなってしまうということ。
そうして、頭頂部付近の髪がどんどん細くなりAGAが進行します。
また、一生のうちに起こる毛周期の回数は限られています。
毛周期が乱れて短期化するほど、加齢とともに回数を使い切ってしまい、髪が生えてこなくなるのです。
毛周期を短期化させないよう、日頃からの頭皮ケアをしっかりと行うようにしましょう。
頭頂部の薄毛を助長する原因

頭頂部の薄毛を助長する要因はさまざま。
普段の食生活の乱れや運動不足、過度なダイエットなどが原因の可能性もあります。
頭頂部の薄毛を助長する原因①:頭皮環境の乱れ
頭頂部の薄毛を助長させる原因の一つが、頭皮環境の乱れです。
- 頭皮の乾燥
- 脂漏性皮膚炎
頭皮環境の乱れの例として、乾燥により頭皮からフケが出る・皮脂の過剰分泌により頭皮の毛穴が詰まることなどが挙げられます。
頭皮の汚れを落としたい一心で、洗浄力の高いシャンプーを使用して必要な皮脂までも落としてしまうと、頭皮が乾燥してしまいます。
また、頭皮を乾燥から守るため過剰に皮脂の分泌が行われた結果、脂漏性皮膚炎になってしまう可能性も。
脂漏性皮膚炎とは、過剰に分泌された皮脂のせいで、皮脂を餌にしているマラセチア菌が異常繁殖し、頭皮に炎症を起こす症状のこと。
べたべたとしたフケが出たり、頭皮にかゆみがある人は要注意!
脂漏性皮膚炎のおそれがあります。
頭頂部の薄毛を助長する原因②:生活習慣
頭頂部の薄毛を助長する原因には、生活習慣も深く関わってきます。
ハゲを助長するおもな生活習慣
-
睡眠不足
- 運動不足
仕事や飲み会で、つい睡眠不足が続いてしまうこともあるでしょう。
慢性的な睡眠不足は、自律神経を乱す原因だけでなく、血行不良を引き起こすおそれもあります。
つまり、睡眠時間が短かったり、質の悪い睡眠を続けたりしていると、血行不良によって髪の毛が十分な成長を遂げることができなくなり、抜け毛の原因に。
さらに、成長ホルモンには体の回復を促す機能があり、睡眠が足りていないと頭皮のダメージを蓄積させてしまうおそれもあります。
乱れた生活習慣の2つ目に挙げられるのが、運動不足です。
運動不足になると、血液循環が悪くなり、頭頂部の薄毛を助長することがあります。
特に女性は、冷え性の人も多いでしょう。
冷えは、頭皮や血管・血流などに影響し、頭頂部の薄毛にも関わります。
血液の流れをよくするための、適度な運動や頭皮マッサージが効果的です。
もちろん睡眠不足・運動不足は、お肌や健康にも影響するため、改善するよう心がけるといいでしょう。
頭頂部の薄毛を助長する原因③:偏った食事
-
脂質の多い食事
-
ムリなダイエット
偏った食生活も、頭頂部の薄毛の原因になることも。
脂質が多い食事をとっていると、皮脂が過剰に分泌されます。
その結果、頭皮環境を悪化させ、頭頂部の抜け毛を助長させてしまうのです。
さらに、女性に多いのが無理なダイエットによる偏った食事です。
ダイエット期間中、サプリメントで栄養を補っている人もいるでしょう。
しかし、人間に必要な栄養素はサプリメントだけでは補いきれません。
必要な栄養素を摂取できない結果、髪の毛に栄養が行き渡らないのです。
栄養失調状態になるまでダイエットをした場合、髪の毛の組織も栄養不足に陥り、毛周期に影響を及ぼします。
休止期が長くなると頭頂部の抜け毛を引き起こしてしまうのです。
また、ダイエットは自律神経の乱れや、ホルモンバランスの乱れを引き起こす危険性があります。
ホルモンバランスの乱れは、頭頂部の薄毛にも大きく影響するので、注意したいポイントです。
頭頂部の薄毛を助長する原因④:ストレスや生理不順
頭頂部の薄毛には、ストレスも大きく関わります。
働く女性が増えた昨今、男性同様あるいはそれ以上に、仕事でストレスを抱えてしまう場合もあります。
また、家庭内でのストレスが、頭頂部の薄毛を助長してしまうことも珍しくありません。
人間はストレスを受けると、自律神経が乱れ、血液量が減って血行が悪くなると言われています。
頭皮の血行が悪くなると、髪の毛に十分な栄養素が行き渡らないため、髪の毛の成長(育毛)に悪影響を及ぼしかねません。
そして、女性特有の症状で生理不順が挙げられます。
生理不順にもさまざまな原因があります。
ストレスや生活習慣が影響して生理不順を起こすこともありますが、中でも経口避妊薬(ピル)は女性ホルモンと関係するため、髪の毛の育成にも関わってくる可能性があるのです。
経口避妊薬は、プロゲステロンという女性ホルモンの一種。
これを一定期間内服した後で服用を中止した場合、一時的に休止期の髪の毛が多くなり、抜け毛を引き起こすと言われています。
頭頂部の薄毛を助長する原因⑤:喫煙
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させます。
血管が収縮すると、血液量が減って十分な栄養が髪の毛に行き渡らなくなります。
結果的に成長した髪の毛に育たず、やせ細った髪の毛が生えるようになったり、抜け毛を引き起こす可能性があるのです。
また、ニコチンには体内のビタミンCを消費する働きがあります。
ビタミンCには栄養の吸収を促す働きがあるため、頭皮環境にもいい影響を及ぼしてくれるでしょう。
しかし、ニコチンによってビタミンCが消費されると、身体に必要な栄養の吸収効率が落ち、頭皮が必要な栄養素を吸収できなくなる可能性があります。
栄養補給が十分に行えなくなるため、喫煙は、ハゲの原因である頭皮環境の悪化となりかねません。
また、他の人が吸っているタバコの煙(副流煙)にも有害な物質が含まれているので、副流煙を吸うことも避けたいところです。
頭頂部の薄毛を助長する原因⑥:アルコール
最後に頭頂部のハゲを助長する原因として挙げられるのが、アルコールです。
アルコールが体内で分解される際、「アセトアルデヒド」という毒性の物質が作られます。
このアセトアルデヒドには、頭頂部がハゲる原因となる男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」を増加させる働きがあると考えられています。
ジヒドロテストステロンが増加すると、毛周期が乱されて抜け毛を引き起こし、頭頂部のハゲを助長してしまうのです。
また、お酒を飲みすぎると、アルコールを代謝するために髪の成長に必要な栄養が不足しやすくなります。
さらに、アルコールを多量接種すると、皮脂を過剰分泌させると言われているため、過度な飲酒は頭皮環境の悪化にもつながります。
お酒による二日酔いで睡眠不足に陥り、頭皮に栄養が行き渡らなくなる悪循環に陥るおそれもあるでしょう。
「アルコールの摂取が多いかも……」と感じる人は、生活習慣を見直すことをおすすめします。
頭頂部の薄毛は治療するべき?

「頭頂部の薄毛はどうしようもない」、そんな風に、治療を諦めてはいませんか?
薄毛には、効果が認められた治療法が存在します。
専門のクリニックで受けられる「投薬治療」について見ていきましょう。
効果が認められた薄毛治療①:ミノキシジル外用薬
ミノキシジルは降圧剤として用いられていた際に、体毛が濃くなる副作用が発見されたことをきっかけに開発されたAGA治療薬です。
現在では、日本皮膚科学会が作成した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」において、ミノキシジル外用薬のAGAへの効果が認められています。
効果が認められたAGA治療薬の中で唯一、髪を生やす効果があります。
ミノキシジルを使った治療は、効果を実感するまでに3〜6ヶ月かかるので、根気よく続ける必要があるでしょう。
ミノキシジルの詳細記事はこちら
[薬剤師監修]AGA治療にはミノキシジルを使おう! 有効成分を徹底解説
効果が認められた薄毛治療②:フィナステリド(プロペシア)
フィナステリドはAGAの治療成分の1つで、おもに「プロペシア」として広く販売されています。
フィナステリドを主成分とするプロペシアは、5αリダクターゼの働きを阻害する効果を持っています。
5αリダクターゼといえば、脱毛ホルモンとも呼ばれる「ジヒドロテストステロン」を生成する物質。
5αリダクターゼの阻害によって、AGAの原因であるホルモンの生成を根本的に防ぐのです。
プロペシアによる治療も、ミノキシジル同様に、最低3〜6ヶ月以上続けることが推奨されています。
薄毛を改善するためには、根気よく治療を続けることが大切です。
フィナステリド(プロペシア)の詳細記事はこちらから
[薬剤師監修]ハゲが治る飲み薬の成分「フィナステリド」! その効果と副作用は?
効果が認められた薄毛治療③:デュタステリド(ザガーロ)
有効成分デュタステリドを含むAGA治療薬「ザガーロ」は、2016年に新しく発売されたAGAの治療薬です。
デュタステリドは、フィナステリドと同様、AGAの発症要因となる「5αリダクターゼ」を阻害し、脱毛の原因になる男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」を抑制する効果を持つ成分。
フィナステリドと比べ治療効果が高いと言われており、個人差はあるものの、早い人は12週ほどで治療の効果を実感することができたという報告もあるようです。
デュタステリド(ザガーロ)の詳細記事はこちら
AGA治療薬「デュタステリド」がもたらす効果は?
AGA治療薬を実際に服用した体験記事はこちら
【実体験】ハゲ薄毛はAGA治療薬で治ると聞いたので16か月飲み続けてみた結果【前編】
頭頂部の薄毛に育毛剤(医薬部外品)は効果あり?

「ハゲや薄毛の治療・対策として、市販の育毛剤を使って頭皮マッサージをしていれば髪の毛が生えてハゲないだろう!」という解釈は間違い。
市販されている医薬部外品の育毛剤には、「発毛効果はない」ということを理解しておきましょう。
「発毛効果がないなら、育毛剤に意味はないのか」と言われたら、決して意味がないわけではありません。
AGAの原因になる生活習慣などを見直した上で、育毛剤を頭皮環境の改善や血行促進に活用すれば、効果的な薄毛対策になります。
育毛剤の正しい効果と使い方を理解して、適切な対策に取り組みましょう。
育毛剤(医薬部外品)の効果①:頭皮の血行をよくしてくれる
育毛剤の中には、頭皮の血行をよくしてくれる成分を含むものがあります。
多くの育毛剤には新陳代謝の促進に加え、血行促進作用の成分が含まれているのです。
育毛剤を活用しつつ、頭皮マッサージなどで頭皮の血行を促進することは、今生えている髪の毛を健康な状態に導く効果が期待できるでしょう。
育毛剤(医薬部外品)の効果②:頭皮を清潔に保ってくれる
育毛剤には、頭皮環境を清潔に保つ効果があるものもあります。
余分な皮脂は毛穴を詰まらせ、頭皮環境の悪化を招きますが、皮脂を落としすぎても逆効果です。
育毛剤には、頭皮の皮脂を抑制するタイプのものや、汚れを除去するタイプのものがあります。
皮脂の過剰分泌は、頭皮のカビを繁殖させる原因にもなるため、上述したような効果が期待できる育毛剤を使うことで、頭皮を清潔に保ち、健康な頭皮環境を作る効果が期待できるでしょう。
育毛剤(医薬部外品)の効果③:頭皮や髪の毛に直接栄養を与える
育毛剤には、頭皮や髪の毛に栄養を与える効果も期待できます。
ただし、頭皮や髪の毛へ効率的に栄養を与えるには、生活習慣を見直して、食事の栄養バランスを改善することも重要です。
生活習慣を見直した上でさらに、育毛剤に含まれるビタミンやミネラルを直接頭皮や髪の毛に補うことが、今生えている髪の毛の健康を保つ手助けになるかもしれません。
AGA+編集部おすすめの育毛剤はこちらから!
2019年大本命! 薄毛メディアが本気で選んだおすすめ育毛剤ランキング
頭頂部の薄毛対策は原因に合った対策を!

頭頂部の薄毛には、多岐にわたる原因が存在します。
薄毛の原因を特定せず間違った対策を続けていても、期待した効果はきっと得られないでしょう。
専門のクリニックで医師に相談し、ハゲ・薄毛の原因をしっかりと特定してから、原因に合った対策を取ることが理想です。
まずは、日常的にできる対策を紹介します。
頭頂部の薄毛対策①:頭皮環境を整える
頭頂部に限らず、全体的に薄毛を改善したいのであれば、まずは頭皮環境を整えることが大切。
頭皮の過剰な皮脂の分泌や極度の乾燥などが見られる場合、抜け毛・薄毛の原因になります。
皮脂の落としすぎや乾燥対策として、保湿効果や殺菌効果のある育毛剤を使用してもいいでしょう。
健康な髪の毛を保つためには、健康な頭皮環境作りが大切です。
頭頂部の薄毛対策②:正しくシャンプーをする
正しいシャンプーの仕方を知っていますか?
シャンプーを正しくすることで、頭皮の環境を清潔に、そして健康的に保つことができます。
シャンプーは爪を立てず、頭皮マッサージをするように優しく洗いましょう。
また、洗い残しをしないことが重要です。
まずは、地肌まで濡れた状態でしっかりと泡立てます。
頭皮に直接シャンプーを付けるのは刺激が強いので避けましょう。
爪を立てたり、1日に何度もシャンプーすることは必要な皮脂まで落とし、頭皮の乾燥や皮脂の過剰分泌を招きます。
また、シャンプーが頭皮に残っている状態だと、頭皮に痒みが出たりフケの原因になります。
シャンプーをすすぐ際は水ではなく、37度程度のぬるま湯でしっかりと流しましょう。
頭頂部の薄毛対策③:自分に合ったシャンプーを使う
頭頂部の薄毛対策として、体質に合ったシャンプーを選びましょう。
洗浄力や刺激の強いシャンプーを使うと、頭皮環境が悪化するおそれがあります。
頭皮や髪の毛にダメージがある人、ハゲや薄毛が気になる人におすすめのシャンプーはアミノ酸系のシャンプーです。
アミノ酸系シャンプーには地肌に優しいという特徴があります。
オイリー体質の人は石鹸系シャンプーが効果的とされています。
アミノ酸系シャンプーの特徴
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低刺激
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頭皮に必要な皮脂は残してくれる
上記の理由から、頭皮の乾燥によるフケや、過剰な皮脂の分泌に悩んでいる人に対して、頭皮環境の改善が期待できるでしょう。
頭皮環境が改善されることで、頭頂部の薄毛・つむじハゲの対策につながります。
頭頂部の薄毛対策④:ストレスをためない
ストレスを溜めないことが薄毛対策として大切です。
頭頂部のハゲ・薄毛対策のために、無理して禁煙・禁酒を始めたり、過度な運動をすることはストレスの原因になります。
ストレスを溜めないためにも、禁煙・禁酒などの取り組みは急に始めるのではなく、負担にならない範囲で、徐々に始めるのがいいでしょう。
頭頂部の薄毛対策⑤:バランスの取れた食事を
ハゲ・薄毛の対策として、バランスの取れた食事はとても大切です。
人間の身体は、生命維持に必要な場所から優先的に栄養を運ぶ仕組みになっています。
髪の毛は、生命の維持に直接的な関係がないため、優先順位が低いのです。
つまり、十分にバランスの取れた栄養を取らないと、毛乳頭まで栄養素が運ばれて来ません。
日ごろからバランスの取れた食事を取ることが重要です。
髪の毛を構成する主な栄養素
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たんぱく質
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ビタミン類
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亜鉛
髪の毛はたんぱく質からできています。
そのため、髪の毛の成分であるたんぱく質を取ることは、髪の毛の健康・薄毛対策として大切です。
また亜鉛は、たんぱく質の合成を助ける働きがあり、髪の毛にとって重要な栄養素となっています。
ビタミン類には新陳代謝を整える作用があるため、頭皮の健康や髪の毛の健康維持を期待できます。
育毛剤で髪の毛に栄養を与えるだけでなく、しっかりと食べ物から栄養を摂取することが重要であることを理解しましょう。
頭頂部の薄毛対策⑥:飲酒・喫煙はほどほどに
過度な飲酒・喫煙は、髪の毛や頭皮の健康に悪影響を及ぼし、頭頂部の薄毛を助長する可能性があります。
もちろん、髪の毛だけでなく、身体全体の健康に影響を与えるおそれも。
お酒の量を減らしたり、禁煙に取り組むことが、頭頂部の薄毛対策として効果が期待できるでしょう。
注意しておきたいのが、急な禁酒・禁煙はストレスにつながるということです。
初めは、自分にストレスがかからない範囲で、徐々に量を減らしていくことをおすすめします。
意外な頭頂部の薄毛対策

「逆立ちが薄毛の対策になる」
この言葉だけを聞くと、にわかには信じがたいでしょう。
しかし、逆立ちが育毛に効果的というのはあながち嘘ではないようです。
ここからは、ちょっと意外な頭頂部の薄毛対策を紹介します。
逆立ちが頭頂部の薄毛対策につながる?
「逆立ちが薄毛対策として効果が期待できるなら、簡単に治療できていいじゃん! 」とむやみに逆立ちをするのではなく、正しい方法をおさえておきましょう。
おすすめの逆立ちの仕方
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①壁を利用した完全倒立
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②三点倒立
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③サルワーンガアサナのポーズ(ヨガのポーズの1つ)
逆立ちが頭頂部の薄毛対策によいとされる理由の1つに、逆立ちの際の姿勢が挙げられます。
人間は生活していく中で、重力の影響を受けています。
そのため、血液は下に溜まりがちになり、頭皮の血行も悪くなってしまうのです。
逆立ちをすることで、足に溜まった血液が逆流し頭皮の血液の流れがよくなり、髪の毛に栄養を行き渡らせる働きをするのではないかと考えられています。
血液循環以外にも、普段使わない筋肉を使うことで、肩周辺の筋肉がほぐれて、肩凝り解消の効果が期待されます。
肩凝りは、頭皮の血行を悪くしている原因の一つと考えられているため、肩凝りを解消することは頭皮の血行促進に繋がるでしょう。
逆立ちは、1日1~3回、1分間を目安に逆立ちするのがよいとされています。
長時間逆立ちをすると気分が悪くなる可能性もあるので、無理しない程度にトライしてみましょう。
ただし、頭頂部を床に強く擦りつけてしまうと、薄毛の原因になりかねないので注意が必要です。
頭頂部の薄毛を誤魔化したいなら?

頭頂部の薄毛・つむじハゲ(O字ハゲ)を改善するために治療していても、効果が現れるまで薄毛を誤魔化したいですよね。
そんな時に使える、薄毛・つむじハゲ(O字ハゲ)の誤魔化し方を紹介します。
頭頂部の薄毛をカバーするなら①:ヘアスタイル・髪型
よく、頭頂部の薄毛や、つむじハゲ(O字ハゲ)を気にするあまり、治療せずに坊主にしてしまう人もいます。
しかし坊主は、頭皮が日に焼けてしまうのであまりおすすめできません。
坊主にせずとも、ヘアスタイルを工夫すれば、薄毛やつむじハゲ(O字ハゲ)を誤魔化すことはできます。
薄毛が目立たなくなるヘアスタイル
- ハゲに目がいかないように他の部分に目立つポイントをつくる
- サイドの髪の毛を刈るなどして、薄毛の部分よりもオシャレに薄いポイントをつくる
- 髪を伸ばし、ハゲをカバー
頭頂部の薄毛や、つむじハゲ(O字ハゲ)が気になる人は、サイドの毛を刈り込むデザインがおすすめ。
頭頂部よりも薄い部分を作ることで、つむじハゲ(O字ハゲ)も目立たなくなります。
また頭頂部の薄毛の場合は、伸ばした髪の毛で薄毛部分をカバーする髪型もいいかもしれません。
頭頂部の薄毛をカバーするなら②:エクステ・ウィッグ
頭頂部の薄毛や、つむじハゲ(O字ハゲ)が気になるけれど、ウィッグには少し抵抗があるという人もいるかもしれません。
どうしても「ウィッグ・カツラ」=「ハゲ隠し」というイメージが強いのではないでしょうか?
しかし、最近ではファッションとして、あえてウィッグを使用する人も多いのです。
見た目もとてもナチュラルで、地毛としっかり馴染むものも数多くあります。
薄毛が目立たなくなるアイテム
- ウィッグ
- エクステ
ウィッグにも、頭頂部の隠したい部分だけをポイントでカバーしてくれるタイプや、頭全体を覆うタイプなど、さまざまなものがあります。
部分使いでサクッと隠したい人には部分用のウィックがおすすめ。
逆に、ガラッと雰囲気を変えたいという人は、フルウィッグがおすすめです。
ウィッグの他にも、エクステで髪の毛の量を増やすことでカバーできる場合もあります。
エクステは美容院で手軽につけられたり、自分の好みの量に調整しやすいという点も、メリットの一つでしょう。
ハゲ・薄毛は男性だけじゃない? 女性も頭頂部の薄毛に注意!

「ハゲ・薄毛は男性だけ!」と思っていたら大間違いです。
女性にもハゲや薄毛になる可能性はあります。
しかし、女性の場合、ハゲや薄毛になりやすい場所や程度が男性とは異なり、部分的に薄毛が進行するというよりも髪の毛全体のボリュームが少なくなってしまう傾向があります。
男性と同様に、女性もハゲ・薄毛の原因を理解して、正しい治療をすることが大切です。
女性の薄毛「FAGA」その特徴は?
女性が薄毛になる場合の原因としてFAGA(女性男性型脱毛症)が挙げられます。
FAGAによる薄毛は、女性ホルモンの減少によって体内のホルモンバランスが崩れてしまうことが原因です。
FAGAは男性のAGAとは異なり、頭部全体が薄毛になる「びまん性」という特徴があります。
男性特有のAGAと違い、女性の場合は目に見える症状が出るまでに時間がかかるため、気付かないうちに症状が悪化・進行してしまうことも。
また、女性の薄毛にはいくつかの特徴があります。
女性にみられる薄毛の特徴
- 髪の毛のボリュームが減った
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頭皮が見えるようになった
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髪の毛が細くなった
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髪の毛のコシがなくなった
上記のような特徴が見られる女性は、薄毛の症状が現れ始めているかもしれません。
女性が薄毛になる原因①:妊娠・出産
女性は、妊娠や出産を経験すると一時的にホルモンバランスが乱れ、抜け毛が起こり薄毛になる場合があります。
これを「産後脱毛」とも呼びます。
女性は妊娠中、母体や胎児を守るために女性ホルモンが増加し、その影響で毛周期の「成長期」が長くなります。
しかし産後、女性ホルモンが急激に減少することで「成長期」であった髪の毛が「休止期」に移行し、短期間で抜け毛が増え薄毛になる場合があるのです。
ホルモンバランスが原因である薄毛なので、育毛剤(医薬部外品)を使用しても薄毛に対する直接的な解決策にはならないでしょう。
一般的に、妊娠・出産によるホルモンの乱れが起こったことが原因である女性の薄毛は、産後6ヶ月ほどでおさまるとされています。
しかし、頭皮の環境や生活習慣などで左右される場合もあることを、頭に入れておきましょう。
女性が薄毛になる原因②:更年期
女性の薄毛やハゲの原因として、更年期も考えられるでしょう。
更年期とは、卵巣機能の衰えにより女性ホルモンが減少する期間のこと。
一般的に更年期は40代から50代の女性に多いとされ、閉経を迎える前後に症状が現れます。
更年期による女性の薄毛は、体内の女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが乱れることが原因です。
頭頂部の薄毛を治したいなら「薄毛専門クリニック」へ!

増えてきた抜け毛や、頭頂部の薄毛は、もしかするとAGAのサインかもしれません。
頭頂部の薄毛を「まだ若いから大丈夫!」と放置して、手遅れになってしまう前に、一度専門のクリニックを受診してみてはいかがでしょうか?
AGAの専門クリニックは、多くの場合カウンセリングを無料で行っているため、コストをかけずに原因を調べることが可能です。
「これはきっと薄毛じゃない。つむじ……つむじ……」と唱えて現実から目を背けるのではなく、薄毛治療のプロである医師へ、早めに相談することをおすすめします。