
2018年08月02日 更新
ハゲてしまうその前に! 読んだらすぐできる6つの「AGA予防法」
今回は、読んだその日からすぐ取り入れられる、AGAを助長させないための6つの予防法を紹介します。
【AGA予防】そもそも「AGA(男性型脱毛症)」とは?

【AGA予防・対策】薄毛のほとんどはAGAの影響
ハゲ・薄毛の症状が気になったなら、まずは「AGA(男性型脱毛症)」の可能性を疑ってみましょう。
AGAは、思春期を過ぎた成人男性が発症しやすい「ハゲ」の病気。
日本では、およそ1,200万人の男性が「AGA」によるハゲ・薄毛だと言われています。
以下で、「AGA」が発症し、ハゲ・薄毛が起こるメカニズムについて解説します。
【AGA予防】AGAはヘアサイクルを短くする薄毛の「病気」
髪の毛は、「ヘアサイクル」と呼ばれる周期の中で、「生える→抜ける→生える」を繰り返しています。

ヘアサイクルは、「成長期→退行期→休止期」を繰り返しています。
生え始めの髪の毛は細胞分裂によって成長し、成長が終われば、古い髪の毛が新しい髪の毛に押し出されるようにして抜け落ちます。
ヘアサイクルは、通常約1,000〜2,000日の間で繰り返しますが、この周期が徐々に短くなってしまうのが「AGA」の大まかなメカニズム。
ヘアサイクルの「成長期」が短縮され、髪の毛の早期脱毛を引き起こしてしまいます。
AGAは進行性の病気なので、放っておくとヘアサイクルがどんどん短縮化されます。
ヘアサイクルが短縮化し、抜け毛や育たない髪の毛が増えることで、AGAが進行してしまうのです。
【AGA予防】AGA(男性型脱毛症)の原因

【AGA予防】AGAの原因①:男性ホルモン
AGAが発症する最大の原因は、男性ホルモンが悪玉化してしまうことにあります。
男性ホルモン「テストステロン」が、還元酵素「5αリダクターゼ」と結合することで、悪玉ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」が生成。
この「ジヒドロテストステロン」が、ヘアサイクルを短期化させ、薄毛・ハゲを引き起こします。
【AGA予防】AGAの原因②:遺伝
「遺伝が原因でハゲる」という噂を聞いたことがありませんか?
実は、「AGAのなりやすさ」が遺伝する可能性があると言われています。
AGAと関係が疑われている遺伝子には、2つの種類があります。
【AGA予防】AGAになりやすい2つの遺伝子
- AGAになりやすい遺伝子①:アンドロレセプターの感受性が高い遺伝子
- AGAになりやすい遺伝子②:5αリダクターゼの活性遺伝子
「アンドロレセプター」とは、男性ホルモンを感知する受容体のこと。
アンドロゲンレセプターは、AGAの原因であるジヒドロテストステロンと結合すると、ヘアサイクルを乱すシグナルを出します。
そのため、アンドロレセプターの感受性が高ければ、ヘアサイクルはより乱され、AGAによる薄毛が現れやすくなるのです。
また、ジヒドロテストステロンの生成に関わる還元酵素「5αリダクターゼ」の分泌量も、遺伝によって左右されると言われています。
5αリダクターゼの分泌量が多ければ多いほど、「テストステロン」が「ジヒドロテストステロン」に変換されやすくなります。
遺伝によって、AGAを引き起こす確率が高くなるのは事実。
しかし、ここで紹介した2つの遺伝子があるからといって、必ずしもAGAを発症するとは限りません。
遺伝の有無にかかわらず、AGAにならないためには、正しい予防法を実践することが大切です。
遺伝について少しでも気になったら、まずはAGAの専門クリニックで検査を受けてみることをおすすめします。
【AGA予防】AGAを助長する要因とは?

AGAを助長する要因①:乱れた頭皮環境
AGAを予防するためには、頭皮環境を整えることが大切です。
頭皮環境の悪化は、直接AGAの原因になるわけではありませんが、男性ホルモンによって引き起こされるAGAを助長しかねません。
【AGA予防のために知っておきたい】頭皮環境の悪化で引き起こす主な症状とは?
- 毛髪の栄養不足
- 頭皮の血行不良
- 皮脂量の過剰分泌
- 頭皮の炎症
では、そのような頭皮環境の悪化がなぜ起きるのか、さまざまな要因を見ていきましょう。
【AGA予防のために知っておきたい】頭皮環境を悪化させる主な要因とは?
- AGAを助長する要因①:間違った頭皮ケア・髪の毛のケア
- AGAを助長する要因②:間違ったシャンプー選びや髪の洗い方
-
AGAを助長する要因③:生活習慣の悪化
(食生活の乱れ・過度な飲酒喫煙・睡眠不足・ストレスなど)
AGAを助長する要因②:食生活
普段から脂っこいものを多く摂っていたり、栄養バランスを考慮していない食事をしたりしていませんか?
食生活の乱れによって、毛髪の栄養が不足したり、頭皮の皮脂量が多くなったりする場合があります。
栄養不足によって、健康な髪の毛が育ちにくくなってしまいます。
また、皮脂の過剰分泌は、「脂漏性脱毛症」という別のハゲを引き起こす可能性もあるのです。
AGAを助長する要因③:ストレス
ストレス社会と言われている現代では、ストレスなしに生活することは難しいもの。
誰もが抱えるストレスも、AGAを助長する要素の1つ。
ストレスの溜めすぎは、血行不良や睡眠障害を招きます。
ストレスにより頭皮の血行が悪化すると、頭皮や髪の毛に十分に栄養が行き渡りにくくなり、髪の毛が育ちにくくなる可能性があります。
ストレスを上手に解消することも、AGA予防につながるでしょう。
【AGA予防法①】医薬部外品の育毛剤でも、AGAによる薄毛を予防できる?

「薄毛」や「AGA」と聞いてまず手に取りたくなるのが、育毛剤。
スーパーやドラッグストアで売られている医薬部外品の育毛剤で、AGAによる薄毛・ハゲを予防できるのでしょうか?
【AGA予防】育毛剤は頭皮環境を整えるもの
医薬部外品の育毛剤は、正しい目的を理解したうえで使用すれば、AGAを始めとするハゲ・薄毛の予防に役立ちます。
育毛剤の目的は、「頭皮環境を整える」こと。
医薬部外品の育毛剤だけで髪が生えたり、AGAが改善したりすることはありませんが、頭皮環境を整えることでハゲのリスクを下げることは可能です。
育毛剤が持つ「3つの役割」によって、髪の毛を健康に保つだけでなく、抜け毛が起こりにくい頭皮環境を作ることができるのです。
では、育毛剤が頭皮にもたらす「3つの効果」について具体的に見ていきましょう。
【AGA予防・対策】育毛剤の主な役割①:頭皮の血行をよくする
多くの育毛剤には、頭皮の血行を良化させる役割があります。
頭皮の血行をよくすることで、多くの栄養分が髪の毛に行き渡るのをサポート。
栄養分が多いほど、より健康的で抜けにくい髪の毛を保ちやすくなり、AGAの予防につながります。
【AGA予防・対策】育毛剤の主な役割②:頭皮や髪の毛に栄養を与える
頭皮や毛髪によいとされる栄養分を送り込む育毛剤も多く存在。
多くの育毛剤は、「亜鉛」や「アセチルメチオニン」など、毛髪によい栄養分を多く含有しています。
血行促進効果と豊富な栄養分が合わさることで、「髪の毛が育ちやすい頭皮環境」を作ることができるのです。
髪の毛に栄養分が行き渡りやすくなることは、AGA予防にはとても大切と言えるでしょう。
【AGA予防・対策】 育毛剤の主な役割③:頭皮を清潔に保つ
育毛剤は通常、頭皮に直接塗布するという方法で使用されます。
そのため、育毛剤は「育ちやすい頭皮環境を作る」だけでなく、頭皮そのものを清潔にする効果もあります。
アルコール成分による殺菌作用によって、頭皮の汚れを落とし、頭皮全体を清潔に保護。
どんなに毛髪が健康でも、頭皮に皮脂や汚れが多いと、炎症を引き起こすおそれがあります。
頭皮の炎症はAGAとは関係がないものの、余計な抜け毛を助長しかねません。
育毛剤だけではAGAの防止にはつながりませんが、AGA治療薬の服用と頭皮環境の改善を両方しっかり行うことで、より高いAGAの防止効果が得られるかもしれません。
【AGA予防法②】正しいシャンプーでAGAを予防!

頭皮環境を整えるためには、普段のシャンプーにも気をつけなければなりません。
頭はゴシゴシ洗ったほうが気持ちいい!
シャンプーはたっぷりのほうがきれいになる!
こう思って髪を洗っている人は、要注意!
AGA予防のためには、正しいシャンプーの方法を知る必要があります。
以下で、頭皮環境を保つ「正しいシャンプーの方法」について解説します。
【AGA予防・対策】シャンプー方法:①シャンプー前に予洗い
髪の汚れは、お湯だけでも十分にすすぎ落とせます。
そのため、シャンプーをする前にはお湯だけで予洗いしておくとよいでしょう。
しっかりと予洗いをしておけば、シャンプーの量を抑え、頭皮にかかる負担を軽減できるのです。
【AGA予防・対策】シャンプー方法②:シャンプーは手でしっかりと泡立てる
シャンプーはそのまま頭につけると、刺激が強すぎるかもしれません。
最初にしっかりと手のひらで泡立ててからシャンプーすることを心がけましょう。
シャンプーを泡立てることで頭皮への刺激を抑え、髪の毛や頭皮全体にもシャンプーが馴染みやすくなります。
【AGA予防・対策】シャンプー方法③:爪は立てずにしっかり洗う
シャンプーでゴシゴシ爪を立てて洗っている、ということはありませんか?
爪を立てて洗うのは、かえって頭皮を傷つけてしまうのでNG。
シャンプーをするときは、毛量が比較的多い襟足や耳周りから頭頂部にかけて、優しく揉み込むように洗いましょう。
また、血液は首から頭頂部にかけて流れているので、その流れに沿って洗ってあげることも大切。
頭皮の血の巡りに沿って、しっかりと指の腹で揉み込むようにシャンプーするのがポイントです。
余計なダメージを頭皮や髪の毛に与えないためにも、ゴシゴシと爪を立ててシャンプーをするのはやめましょう。
また、スッキリさせたいからと言って、シャンプーのやり過ぎには注意。
シャンプーに含まれる洗浄剤・界面活性剤によって、頭皮の皮脂が落とされすぎてしまい、乾燥につながってしまう可能性があります。
【AGA予防・対策】AGA治療のためのシャンプー方法④:しっかりすすぐ
シャンプーの中でも、すすぎは非常に重要なポイント。
すすぎが不十分だと、シャンプーの泡や、泡で浮かせた汚れが頭皮に残ってしまう可能性があります。
頭皮トラブルによってAGAを助長させないためにも、しっかりとシャンプーをすすぐようにしましょう。
【AGA予防・対策】シャンプー方法⑤:タオルやドライヤーでしっかり乾かす
シャンプーをした後、ドライヤーをせずに自然乾燥をしていませんか?
自然乾燥に任せて髪の毛を乾かしてしまうと、頭皮の菌を繁殖させてしまうかもしれません。
髪の毛を洗った後はすぐにドライヤーをするよう心がけましょう。
シャンプーの後は、タオルで髪の毛の水気をとってからドライヤーをかけるとよいでしょう。
しっかりタオルドライすることで、ドライヤーの時間を減らすことができ、熱によるダメージを少なくしてくれます。
【AGA予防法③】AGA予防のためにはシャンプーの成分にもこだわる

【AGA予防・対策】自分の頭皮に合ったシャンプーを
先ほどシャンプーの仕方について触れましたが、どのような種類のシャンプーを使うかも重要です。
AGAをしっかりと予防したいと考えている人は、シャンプーにも一度こだわってみるとよいでしょう。
シャンプーは、自分の頭皮環境に合わせた洗浄力・洗浄成分のシャンプーを選ぶことが大切。
洗浄力の強さは、シャンプーに含まれる界面活性剤によって左右されます。
界面活性剤は、大きく分けると高級アルコール系・アミノ酸系・せっけん系の3つに分かれており、それぞれ洗浄力が異なります。
【AGA予防】シャンプーの洗浄成分①:高級アルコール系
頭皮への刺激が大きい石油系界面活性剤を含んだシャンプー。
シャンプーの泡立ちがよく洗浄力も強いですが、敏感肌・乾燥肌の人が使用する場合は注意が必要です。
【AGA予防】シャンプーの洗浄成分②:石けん系
シャンプーの洗浄力が強いので、皮脂や整髪料を洗い流すのに適しています。
しかし、石けん系シャンプーはアルカリ性であるため、人の頭皮や髪の毛が持つ弱酸性と洗浄成分が反応してパサつくことがあります。
【AGA予防】シャンプーの洗浄成分③:アミノ酸系
アミノ酸系のシャンプーは、肌と同じ弱酸性なので、石油系界面活性剤よりも洗浄力が弱く、頭皮に与えるダメージが少ないのが特徴です。
「育毛シャンプー」と言われるシャンプーはアミノ酸系シャンプーである場合が多く、頭皮ケアにおすすめのアイテムだと言えるでしょう。
【AGA予防法④】育毛サプリメントでAGAを予防?

【AGA予防】育毛サプリは「髪の毛に足りていない栄養を補う」もの
ドラッグストアなどで市販されている「育毛サプリメント」も、AGAを始めとするハゲ・薄毛によいと言われています。
「サプリメント」と聞くととても手軽で、簡単にAGA対策ができるのでは? と思ってしまいたくなりますよね。
しかし育毛サプリメントは育毛剤と同様、ハゲを治したり、髪を生やす効果はありません。
育毛サプリメントを使用しても、AGAによるハゲ・薄毛が改善することはないのです。
ただし、育毛サプリメントは、髪の毛によい栄養分を手軽に摂取することができるので、AGA予防の一助としてはおすすめのアイテムと言えます。
育毛サプリメントは、普段の食生活では補いきれない栄養分を補給する目的で使うとよいでしょう。
【AGA予防・対策】基本はバランスのとれた食事を意識する
髪の毛によい栄養分を補うために育毛サプリメントを使うのはとてもよいことです。
ただし、育毛サプリメントだけで栄養分を補給しようと思ってはいけません。
AGA予防のためには、普段の食生活を意識することも大切。
育毛サプリメントだけで栄養分を補おうとするのではなく、まずは食生活を見直し、髪の毛によい栄養分がしっかり摂れるような食事を心がけましょう。
髪の毛によい栄養分として挙げられるのは、「亜鉛・アミノ酸・ビタミン」の3つ。
これらの栄養分は、身近な食材から十分に摂れるものばかり。
AGA予防のためにも、髪の毛によい栄養分が摂れる食材を知った上で、栄養バランスの取れた食生活を意識しましょう。
AGA予防のために知っておきたい、髪の毛によい栄養素を含む食べ物
-
アミノ酸
→卵、大豆 -
亜鉛
→牡蠣・レバー・納豆・ナッツ類 -
ビタミン類
ビタミンA:(肉類)レバー (野菜類)
ビタミンB:(肉類)豚肉・レバー(野菜類)ほうれん草・グリンピース・枝豆
ビタミンC:(野菜類)赤・黄ピーマン (果物)アセロラ・レモン
ビオチン:(野菜類)大豆 (魚介類)まがれい・アサリ・ししゃも・たらこ
【AGA予防】AGA予防のために摂りたい栄養①:アミノ酸(タンパク質)
髪の毛は、アミノ酸の一種である「ケラチン」と呼ばれる成分で構成されています。
そのため、質のいいアミノ酸を摂取することは、髪の毛が健康に成長する上で大切になってくるでしょう。
だからといって、アミノ酸をたくさん摂取すればいい、というわけではありません。
特定のアミノ酸を過剰に摂取すると、アミノ酸インバランスと呼ばれる状態を引き起こすおそれがあります。
アミノ酸インバランスとは、特定のアミノ酸を過剰に摂取することにより、アミノ酸同士のバランスが崩れ、身体がアミノ酸の欠乏状態と錯覚してしまう現象。
アミノ酸は適度に摂取するよう努めましょう。
【AGA予防】AGA予防のために摂りたい栄養②:亜鉛
育毛サプリメントの多くに含まれている「亜鉛」。
この亜鉛には、髪の毛の構成要素「ケラチン」の合成を助ける効果があると言われています。
亜鉛が不足すると、亜鉛欠乏症によって味覚・男性生殖機能・精神・免疫力・代謝などに影響を与えるおそれがあります。
日々の食事やサプリメントを使って、亜鉛が不足することがないように注意しましょう。
また、ビタミンCやクエン酸は亜鉛と一緒に摂取することで、亜鉛の吸収をサポートしてくれるため、一緒に摂取するとよいでしょう。
しかし、アミノ酸同様、亜鉛の過剰摂取には注意が必要です。
亜鉛の摂取量は、成人男性で40~45mg、成人女性で35mgを上限としています。
【AGA予防】AGA予防のために摂りたい栄養③:ビタミン類
また、AGA対策サプリメントとして忘れてはいけないのがビタミン類。
特にビタミンCは、酸化防止作用や血行不良を防止する作用があります。
他のビタミン類も、新陳代謝を整えたり肌を健康に保つ役割があるため、不足しがちだと感じる人はサプリメントを使って補うようにしましょう。
ビタミン類が持つAGA予防の役割
- ビタミンAが持つAGA予防の役割:粘膜の保護、新陳代謝を整える
- ビタミンBが持つAGA予防の役割:皮膚や毛根に栄養を与える、皮膚の健康維持を助ける
- ビタミンCが持つAGA予防の役割:酸化防止作用
-
ビタミンDが持つAGA予防の役割:免疫のサポート、精神を整える
- ビタミンEが持つAGA予防の役割:細胞の保護
【AGA予防法⑤】AGA予防は「生活習慣」にも気をつける

【AGA予防・対策】AGA予防のために気をつけたい生活習慣①:睡眠
どんなに効果的なAGA治療や頭皮ケアを行っても、毎日の睡眠が不足していては、十分なAGA治療効果が期待できないかもしれません。
睡眠不足は、血行不良や免疫力低下を引き起こし、それが頭皮環境の悪化につながります。
厚生労働省が推奨している1日あたりの睡眠時間は、約6〜8時間。
AGA予防はもちろんですが、心身の健康のためにも、6時間の睡眠時間は確保するようにしましょう。また、AGA予防のためには、睡眠の質も大切。
寝る前のパソコンやスマホは、ブルーライトの効果によって睡眠を妨げると言われています。
睡眠の質を改善するためには、寝る前になるべく液晶画面を見ないようにするのがよいでしょう。
【AGA予防・対策】AGA予防のために気をつけたい生活習慣②:運動
適度な運動によって頭皮環境を整えることも大切です。
運動不足は、頭皮の血行を悪くし、AGAを助長させるかもしれません。
血行を良くするには、ランニングや水泳など、長く続けられる有酸素運動がおすすめ。
適度な運動は頭皮に限らず、心身の健康にもつながるでしょう。
肥満の予防やストレス解消にもなる運動は、とても有効なAGA予防法と言えるのではないでしょうか。
【AGA予防・対策】AGA予防のために気をつけたい生活習慣③:飲酒
適度な飲酒ならば問題はありませんが、「飲み過ぎ」は毛髪や頭皮に悪影響を及ぼす危険があります。
アルコールの代謝時に発生する「アセトアルデヒド」は、睡眠不足を引き起こし、毛髪や頭皮の成長を妨げるおそれがあるのです。
【AGA予防・対策】AGA予防のために気をつけたい生活習慣④:喫煙
喫煙は、血行不良を引き起こしかねません。
タバコを1本吸うだけでも、髪の毛によいとされるビタミンの多くが破壊される危険性があり、AGAを助長してしまいます。
ただし、愛煙家がいきなりタバコをやめるのは、かえってストレスにつながってしまいますね。
タバコがAGAの原因に直結するわけではありませんが、タバコを吸っている人は、少しずつ本数を減らしていくのがよいでしょう。
【AGA予防法⑥】AGA予防・治療効果が認められたプロペシアとは?

【AGA治療】効果的なAGA治療をまとめたガイドライン
日本皮膚科学会と毛髪科学研究会によって策定された「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン (2017年版)」では、AGA治療を5段階の評価で紹介しています。
【AGA予防の前に知っておきたい】AGA治療の推奨度ランク
- ランクA:行うよう強く勧める
- ランクB:行うよう勧める
- ランクC1:行ってもよい
- ランクC2:行わない方がよい
- ランクD:行うべきではない
AGA治療として行うよう勧められている治療は、発毛を促す「ミノキシジル外用療法」と悪玉ホルモンを抑える「フィナステリド内服療法」「デュタステリド内服療法」の3つ。
いずれのAGA治療も、「ランクA:行うよう強く勧められる」治療として、多くのAGA専門クリニックで行われています。
「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 」についてもっと詳しく知りたい人はこちらから
【2017年版】薄毛治療を正しく理解したいならこれ! 「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」
【AGA治療】フィナステリド(プロペシア)内服療法
AGA治療の中でも、AGAの原因となる悪玉ホルモンの抑制を担うのが、「フィナステリド」。
フィナステリドは、主に還元酵素「5αリダクターゼ2型」の働きを抑える作用があります。
5αリダクターゼが抑えられることで、AGAを引き起こす「ジヒドロテストステロン」は生成されにくくなります。
フィナステリドを有効成分としている錠剤が「プロペシア」。
プロペシアを半年以上飲み続けることにより、悪玉ホルモンを抑え、AGAによる脱毛を防止することができます。
【AGA治療】ガイドラインで新たに認められたデュタステリド(ザガーロ)内服療法
AGAの原因「ジヒドロテストステロン」を抑えるのはフィナステリドだけではありません。
「デュタステリド」も、ジヒドロテストステロンを抑えるAGA治療薬の1つ。
2016年6月に、「ザガーロ」という錠剤として発売された新しいAGA治療薬です。
デュタステリドは、フィナステリドの1.6倍も高いAGA治療効果を持つと言われています。
2017年、新たにデュタステリド内服療法もガイドラインの「ランクA」に認定され、科学的に認められるようにもなりました。
ザガーロは、ジヒドロテストステロンを生成する「5αリダクターゼ」の働きを、フィナステリドよりも強力に抑制するとされています。
フィナステリドが主に5αリダクターゼ2型を抑制するのに対し、デュタステリドは5αリダクターゼ1型・2型のどちらにも効果を発揮。
これにより、デュタステリドの服用によってフィナステリドと比較して1.6倍の増毛効果があると言われています。
【AGA治療】プロペシアは「脱毛防止」、ザガーロは「発毛」
AGAを引き起こす「ジヒドロテストステロン」を抑える治療薬2種類について解説してきました。
しかし、「プロペシアとザガーロのどちらを使えばいいの?」と思う人もいることでしょう。
通常、最初に「プロペシア」を服用して効果・改善が見られなかった人に「デュタステリド」を投与することが多いです。
多くのAGA専門クリニックでは、「現在の状態を維持したい人=脱毛防止」にプロペシアを推奨しています。
一方、プロペシアよりもAGA治療効果が強いデュタステリドは、「今すぐにでも発毛を目指したい人」に向けて推奨。
一人ひとりのAGAの進行状況によってどちらを使うほうが適切かが異なるため、まずはAGAの専門クリニックに相談してみるとよいでしょう。
【AGA予防】プロペシアとザガーロ、どちらを服用すればよい?
- 現在の状態を維持したい人→プロペシア
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確実に発毛を目指したい人→ザガーロ
※AGAの進行状況によって異なるので、まずはクリニックに相談。
【AGA予防】AGAの予防は今からでも

【AGA予防】AGAは進行性の脱毛症で自然治癒しない
AGAを治すには、医師の指示のもとで正しい治療法を実践する必要があります。
AGAは自然に改善するものではなく、治療を行わなければ生え際などからハゲ・薄毛が徐々に進行してしまいます。
今、抜け毛や薄毛の症状が現れていないとしても、悪玉ホルモンによってAGAによるハゲ・薄毛があっという間に進行する、ということがあるかもしれません。
食生活を見直したり、少し体を動かすといった身近なことでもいいのです。
AGAの予防は、今からでも行うことができます!
【AGA予防】髪の毛が生える毛根の数は限られている
AGAを予防する上で大切なのは、頭皮環境を整えること。
頭皮環境の悪化は、髪の毛を作る毛母細胞やヘアサイクルの短期化につながるかもしれません。
毛根の数だけでなく、一生涯に起こるヘアサイクルの数も限られています。
短期化によってヘアサイクルが終わってしまうと、どんな治療を行っても髪が生えてこなくなります。
毛根の数は胎児の段階で決められるため、一度壊れてしまうと新しく生成されることはありません。
したがって、AGA予防のためには、1つ1つの毛根、そして清潔な頭皮を大切にしなければならないのです。
【AGA予防】AGA予防のために、まずは無料のカウンセリングから!
AGA予防は、身近なところからすぐに始めることができます。
しかし、ここで解説した予防法は、あくまで頭皮環境を整えるためのものがほとんど。
AGAを助長させないためのものであって、シャンプーや育毛剤、食生活の改善だけではAGAを根本的に抑えることはできないのです。
なぜなら、AGAは男性ホルモンが原因の病気であり、その男性ホルモンを抑えるには正しい治療が必要だから。
AGA、もしくはAGAの予防法について少しでも気になったら、まずは専門のクリニックによるカウンセリングを受けることをおすすめします。
AGA専門クリニックのカウンセリングは、基本無料で、一人ひとりに合った治療法や予防法を提案してくれます。
また、クリニックに足を運ばなくても、「テレビ電話診断」でカウンセリングが受けられることも魅力の1つ。
AGAヘアクリニック「テレビ電話診断」の口コミが気になる方はこちらから
本当に大丈夫? AGAヘアクリニック「テレビ電話診察」の口コミ調査!
AGA診断がスマホでできる? かんたん無料のカウンセリングを受けてみた
まだ本格的な治療を考えていない人も、どのように予防をしたらいいのか、まずは気軽にカウンセリングで相談してみてはいかがでしょうか?