
2019年04月24日 更新
日焼けはハゲの原因となる? ハゲにくい頭皮環境を作るには
夏が近づくにつれ日焼けが気になるという人も多いのでは?日焼けは“やけど”の一種であるため、極度の日焼けは頭皮環境が悪化する原因となってしまいます。日焼けが原因でハゲないために気をつけるべきことはあるのでしょうか?
日焼けはハゲの原因になる?

「ハゲないためにも日焼けは避けた方がいい」と聞いたことはありませんか?
誰もが一度は経験しているだろう「日焼け」がハゲの原因となりうると言われています。
日焼けは“やけど”と同じ
日焼けとは、日光に含まれる紫外線によって皮膚が炎症を起こしたり、皮膚の色が変化することを指します。
この日焼けによって皮膚が炎症を起こすことを「日光皮膚炎(サンバーン)」と言います。
この日光皮膚炎は、日焼けした皮膚がヒリヒリとした痛んだり、水膨れにもなることから「やけど」と似た状態であると言えるでしょう。
そして、頭皮は紫外線がもっとも当たりやすい場所。
頭は顔・腕などと比べて、2〜3倍もの紫外線を浴びているそうです。
日焼けが一種のやけどと言われるならば、頭皮にとって有害であることは明白でしょう。
日焼けが頭皮環境を悪化させる原因になる
日焼けによる頭皮へのダメージが、場合によってはハゲの原因ともなりかねません。
ハゲの原因となりうるのは、日焼けによる「頭皮環境」の悪化です。
ハゲの原因ともなりえる“日焼け”による頭皮環境悪化の一例
- 頭皮自体が傷つき、ダメージを追ってしまう
- 皮脂の過剰分泌を誘発し、毛穴を詰まらせる
- 頭皮の水分バランスが崩れる
このような頭皮環境の悪化は健康な毛髪の成長を阻害、場合によってはハゲの原因ともなりかねません。
日焼けによる頭皮環境の悪化を防ぐ

もちろん、頭皮環境悪化の原因は日焼けだけではありませんが、これから紫外線が強い季節を迎えます。
ホットな季節もクールに日焼け対策をとりましょう!
日焼けから頭皮を守る方法①:帽子などをかぶる
日焼けから頭皮を守る方法として、まずは紫外線を避けるために帽子などをかぶるといいでしょう。
中には「帽子をかぶると蒸れて頭皮・ハゲによくない」と考える人も多いかもしれません。
しかし、それ以上に日焼けのダメージの方が大きいと言われています。
常日頃、帽子をかぶるわけでなくても、終日外にいるときなどは帽子をかぶるようにするといいでしょう。
日焼けから頭皮を守る方法②:アフターケア
日焼けした手足や顔を化粧水やクリームでケアするように、頭皮についてもしっかりとアフターケアすることが大切です。
方法としては「冷たいシャワーで冷やす」、「化粧水やローションで保湿」といったケアが効果的と言われています。
頭皮の日焼けはなかなか実感しづらいものですが、冒頭で述べたように顔や腕の2〜3倍もの紫外線を浴びています。
日焼けが原因でハゲたくないのであれば、こまめなケアを怠らないようにした方がいいでしょう。
ハゲの本当の原因は“男性ホルモン”

頭皮環境を守るために日焼けを防ぐなどの対策は大切です。
しかし、日焼けを防ぐだけでは、ハゲの根本的な原因である「男性ホルモン」の分泌を変えることはできません。
日焼け予防は頭皮環境の保護
これまで説明してきたように、日焼けは頭皮環境の悪化の原因となりえますが、「日焼けを避けたから」といってハゲないとも言い切れません。
ハゲや脱毛症の多くは「男性ホルモン」が大きく影響しています。
この男性ホルモンの分泌量を変えなければ、目に見えたハゲ改善は見込めません。
つまり、日焼け予防・ケアは「ハゲを治療・予防する上で、毛髪の成長に関わる頭皮環境は整えた方がいい」という観点で行うのがいいでしょう。
医師の診断を受けて適切な対策を!
ここまで説明してきたように、日焼けと頭皮の関係はあくまでハゲる原因となりうる1つの要素でしかありません。
そのため、日焼けによる頭皮環境の悪化を予防したからといってハゲが治るわけではないのです。
まだハゲていない方は、日焼けをはじめとする日常からできるハゲ予防をしっかりと。
すでにハゲてきている方は、頭皮環境を整えることに加え、薄毛専門のクリニックで診断を受けましょう。