
毛髪診断士
2019年04月23日 更新
朝シャンがハゲの原因に? 朝シャンを避けるべき理由とは?
「朝シャンがハゲの原因になる」と聞いたことはありませんか? 朝シャンがどうハゲに影響を与えるのか、ハゲと朝シャンの関係を究明します。
朝シャンがハゲの原因になる? 朝シャンがよくない理由

朝起きてからシャンプーをする「朝シャン」派の人も多いのではないでしょうか?
しかし、「朝シャンがハゲの原因になる」という噂もあるようです。
なぜ朝シャンがよくないのか、まずはその理由を見ていきましょう。
ハゲる原因①:朝シャンをすると紫外線のダメージを受けやすくなる
頭皮は庇護膜(ひごまく)と呼ばれる膜によって、紫外線などの外的刺激から守られています。
朝シャンによって頭皮を守る庇護膜が失われた状態で、紫外線などの外的ダメージを受けると、頭皮環境の悪化の原因となりかねません。
ならば、「庇護膜が再生されるまで紫外線を浴びなければハゲの原因にならない! 」そう思った方もいるかもしれません。
しかし、朝シャンにはこれ以外にも、ハゲやすくなる原因を作る危険があるのです。
ハゲる原因②:すすぎ残しは頭皮環境の悪化につながる
朝はどうしても、夜と比べて入浴に割ける時間が短くなりがちです。
シャンプーをする上で大切なのは、すすぎ残しをなくすこと。
シャンプーやリンスのすすぎが不十分だと、毛穴を詰まらせ、細菌の繁殖を招き、髪・頭皮に悪影響を及ぼします。
さらに、すすぎ残しが酷い場合は、アレルギー反応や皮膚炎を引き起こす原因にもなりかねません。
朝シャンは、すすぎが疎かになりやすいことで、頭皮環境悪化の原因となりうるのです。
朝シャンでハゲないためには? 注意すべきこと

上記で紹介したように、朝シャンにはハゲの原因となるリスクがあります。
しかし、それでも朝シャンで得られるサッパリ感や、寝癖の直しやすさなどもあるため、なかなか止められないという方も多いでしょう。
そこで、ここからは朝シャンをする上で、頭皮環境の悪化を防ぐための注意点を挙げていきます。
朝シャンでハゲないために①:洗浄力の強いシャンプーに気をつける
朝シャンには洗浄力の強いシャンプーを使わないようにしましょう。
洗浄力が強いシャンプーは、髪や頭皮にダメージを与えやすく、ハゲる原因となる可能性があります。
そのため、朝シャンをする場合は、極力お湯だけで洗うようにすることがベストです。
洗浄力が強いシャンプーは、髪や頭皮にダメージを与えやすく、ハゲる原因となる可能性があります。
そのため、朝シャンをする場合は、極力お湯だけで洗うようにすることがベストです。
しかし、どうしてもシャンプーを使いたい人は、洗浄力が比較的優しいアミノ酸系のシャンプーを使うのがいいでしょう。
朝シャンでハゲないために②:朝シャンでもしっかりとすすぐ
朝は、毛穴が開いており、シャンプーなどの薬剤が入りやすく、すすぎ落としにくくなります。
その上、朝は時間がないためか、どうしてもすすぎが疎かになりがちです。
そのため、朝シャンをする場合はお湯だけで頭を流すか、時間をかけてシャンプーを丁寧に洗い流すようにしましょう。
朝シャンでハゲないために③:きちんと乾かす
朝シャンの後は、きちんと髪をドライヤーで乾かすようにしましょう。
生乾きのままにしておくと、髪に汚れが付着したり、体温と湿度により細菌や雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
ハゲの原因を作らないためにも朝シャン後も、しっかりと髪を乾かすべきでしょう。
朝シャンでハゲないために④:朝シャン後にケアをする
シャンプー後にはヘアクリームなどを使いヘアケアをし、乾燥を防ぎハゲ対策をしましょう。
ヘアクリームで保湿することは、皮脂の過剰分泌を防ぐことにもつながり、ハゲにくい頭皮環境作りにもつながるでしょう。
髪の毛のために朝シャンはNG

ヘア充のためには......朝シャンを避けるのが無難!
なぜ朝シャンがハゲの原因となりえるのか、分かっていただけたでしょうか。
ハゲる原因を作らないためには朝シャンは極力控え、夜・寝る前にシャワーを浴びることが無難であると言えるでしょう。
小さなことの積み重ねが、数年後の自分の頭皮環境をのです。
ハゲはシャンプーだけでは治らない
ここまで話してきたように、シャンプーの仕方などによって頭皮環境の悪化を防ぐことは非常に大切なこと。
しかし、残念ながら「頭皮環境を整えること」が「ハゲを治すこと」に直接つながるわけではありません。
ハゲの主な原因は、男性ホルモンの一種である「ジヒドロテストステロン(DHT)」。
このジヒドロテストステロンの分泌量を減らさなければ、目に見えた育毛効果は期待できません。
ヘア充になるためには、科学的根拠に基づいた薄毛治療を受けるとともに、シャンプーをはじめとする生活習慣および頭皮環境の良化に努めることが大切になるでしょう。