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    2017年09月07日 更新

    【ハゲ薄毛】結局何が効果的? 科学的根拠のあるAGA治療法はこれだ

    さまざまな情報が錯綜するAGA(男性型脱毛症)の治療法。効果的なAGA治療のためには、ハゲや薄毛の原因である男性ホルモンを抑制しなければなりません。今回のAGA+では、科学的に根拠に基づいたAGA治療にまつわる「本当の話」をお伝えします。

    AGA(男性型脱毛症)に効果的な治療とは

    効果的なAGA治療は、「男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年度版)」にまとめられています。

    このガイドラインは、科学的根拠に基づいて情報をまとめた、日本皮膚科学会によって発表されました。

    日本皮膚科学会「男性型脱毛症診療ガイドライン」策定の背景

    • 近年、科学的根拠に基づかない治療法が社会的に横行している
    • 科学的根拠に基づいた情報を選び出し、男性型脱毛症の診療ガイドラインを策定した
    • 策定費用は日本皮膚科学会ガイドライン策定委員会の研究費を用いた。委員が利益相反することはなかった
    男性型脱毛症診療ガイドラインでは、いくつか存在するAGA治療法の推奨度を5つのランクごとに分けています。

    Aランクが最も推奨されているAGA治療法であり、科学的根拠に基づいた効果的な方法であると言えます。

    「男性型脱毛症診療ガイドライン」におけるAGA治療の推奨度

    • A(行うよう強く薦められる)→最も効果的なAGA治療法!
    • B(行うよう薦められる)
    • C1(行うことを考慮してもよいが根拠がない)
    • C2(根拠がないので薦められない)
    • D(行わないよう薦められる)

    ランクA:AGA治療に効果的な2つの方法

    男性型脱毛症診療ガイドラインは、ミノキシジルやフィナステリドを使った治療を「Aランク」、つまり「行うように強く勧められる」としています。

    男性型脱毛症ガイドラインにおいてAランク:「行うよう強く勧められる」AGA治療法

    • ミノキシジル外用療法
    • フィナステリド内服療法

    効果的なAGA治療法①:「ミノキシジル外用療法」

    AGA治療のもっとも代表的な例は「ミノキシジル外用療法」です。

    約150例の男性患者を対象とした1年以上の長期投与において、発毛を促進させる有意な効果が認められました。

    ミノキシジル外用はAGA治療の効果に関して良質な根拠があります。

    男性に対しては5%ミノキシジル外用液がAGA外用療法の第一選択薬として奨励されています。

    しかし、ミノキシジルのみの投与では効果が認められなかった患者が70%もいたという報告もありました。

    そのため、後述する他の方法を組み合わせて使用することがAGA治療では重要と考えられています。

    ミノキシジルの特徴

    • 発毛を促進させる効果がある
    • AGA治療の最初に使うべき薬として推奨されている
    ミノキシジルについてもっと知りたい人はこちら

    効果的なAGA治療法②:「フィナステリド内服療法」

    ミノキシジルと並ぶ代表的なAGA治療として「フィナステリド内服」が挙げられます。

    フィナステリドはAGAの進行を遅延する効果のある成分で、「プロペシア」という医薬品名で販売されています。

    AGAの原因となる「5αリダクターゼ」という物質の活動を阻害する効果のある医薬成分で、AGA治療薬として使われています。

    フィナステリドの特徴

    • AGAによる抜け毛の原因物質を抑えるため、抜け毛が減る
    特徴からもわかるようにミノキシジル、フィナステリドの効果は相性が良く、併用を勧めるAGAクリニックが多くなっています。

    フィナステリド(プロペシア)についてもっと知りたい人はこちら

    ランクB:「行うよう勧められる」AGA治療法「自毛植毛」

    ミノキシジル外用やフィナステリド(プロペシア)内服を行ってもAGA治療に十分な効果が得られない人もいます。

    男性型脱毛症治療ガイドラインではそのような人に対し、充分な経験と技術を持っている医師のもとで実施する場合に限り、自毛植毛を「行うよう勧められる」としています。

    自毛植毛術は外科手術のため、傷跡やその後の定着率等のリスクはありますが、フィナステリド(プロペシア)内服やミノキシジル外用による効果が十分でない症例に対して治療が奨励されています。

    人工毛植毛の場合は注意が必要

    化学繊維で作られた人工毛を植える「人工毛植毛術」については過去に多くの事故の報告があり、FDA(アメリカ食品医薬品局)では人工毛を有害器具として指定しています。

    厚生労働省としては現時点で人工毛の使用を禁止していませんので、人工毛植毛自体は国内の医療法上問題はありません。

    しかし、AGA治療における人工毛植毛術の効果に関しては、利益が危険性を上回るという根拠は乏しく、男性型脱毛症治療ガイドラインにて人工毛植毛術は日常診療において使用しないよう勧告されていることに注意しましょう。

    その他のAGA治療法

    上記で紹介したAGA治療方法が、科学的根拠に基づき効果を認められています。

    男性型脱毛症診療ガイドラインでは、効果が認められる治療に関して「行うよう強く勧められる」「行うよう勧められる」と評価されています。

    一方で、その他のAGA治療方法を以下のように分類しています。
    • ランクC1:「行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない」
    • ランクC2:「根拠がないので勧められない」
    • ランクD:「行わないよう勧められる」

    ランクC1:「行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない」AGA治療法

    十分な根拠がないAGA治療法には以下のものがあります。

    十分な根拠のないAGA治療法①「塩化カルプロウム」の外用

    ミノキシジル外用の他のAGA治療法として「塩化カルプロウムの外用」が挙げられます。

    臨床試験にて発毛促進効果が確認されましたが、対象例数が少なく、判定方法も主観であったため、AGA治療法として明確な発毛効果は実証されていません。

    塩化カルプロニウム単独でのAGA治療への効果は現段階では充分に実証されておらず、主に市販の育毛剤(医薬部外品)への含有に留まっています。

    十分な根拠のないAGA治療法②「t−フラバノン」の外用

    「t-フラバノン」のAGA治療における効果を検証した論文は2編あります。

    そのどちらでも効果的な検証結果は報告されていませんが、副作用が軽微な点も考慮され、AGAの外用療法の1つとして推奨されています。

    十分な根拠のないAGA治療法③「アデノシン」の外用

    「アデノシン」の臨床試験では、アデノシン配合ローションを用いた患者と、アデノシンと異なる成分を配合したローションを用いた患者を比較しました。

    その結果、アデノシン配合のローションを使用した患者の方に治療効果がでています。

    ただし、AGA治療において「発毛に有効である」とするには検証が不十分です。

    しかし、副作用が軽微な点も考慮され、AGAの外用療法の1つとして推奨されています。

    十分な根拠のないAGA治療法④「サイトプリン」の外用

    「サイトプリン」の臨床試験では、サイトプリン配合の育毛剤を使用した患者とエタノール製剤を使用した患者を比較しました。

    その結果、サイトプリン配合の育毛剤を使用した患者の方に治療効果が出ています。

    ただし、AGA治療において「発毛に有効である」とするには検証が不十分です。

    しかし、副作用が軽微な点も考慮され、AGAの外用療法の1つとして推奨されています。

    十分な根拠のないAGA治療法⑤「ペンタデカン」の外用

    「ペンタデカン」の臨床試験では、ペンタデカン配合の育毛剤を使用した患者とエタノール製剤を使用した患者を比較しました。

    その結果、ペンタデカン配合の育毛剤を使用した患者の方に治療効果が出ています。

    ただし、AGA治療において「発毛に有効である」とするには検証が不十分です。

    しかし、副作用が軽微な点も考慮され、AGAの外用療法の1つとして推奨されています。

    ランクC2:「根拠がないので勧められない」AGA治療法

    「根拠のないので勧められない」AGA治療法に「セファランチン」の外用があります。

    AGA治療としてのセファランチン外用の効果を検証した報告は、国内からの症例報告1例のみで、その検証報告でもセファランチン外用の効果は現段階では実証されていません。

    そのため、今後の臨床試験で効果が十分に検証されるまでは、AGA治療や日常診療においての使用は推奨されていません。

    ランクD:「行わないよう勧められる」AGA治療法

    先に触れた「人工毛植毛術」は男性型脱毛症治療ガイドラインにおいて、「行わないよう勧められる」とされています。

    また、「行うよう強く勧める」とされているフィナステリド(プロペシア)服用ですが、女性のAGA治療に利用する場合は、「行わないよう勧められる」に分類されます。

    フィナステリドは女性の発毛には無効ということが確認されており、妊娠している場合は胎児に重大な悪影響があるため、女性は服用をしてはいけません

    AGA治療の効果とあわせて知っておきたい「AGAによる脱毛の仕組み」

    AGA治療の種類・効果とあわせて知っておきたいのが「AGAによる脱毛のメカニズム」です。

    通常、成人の髪の毛は1日に50〜200本程度が抜けていくのですが、男性ホルモンの一種、ジヒドロテストステロン(DHT)には前頭部および頭頂部の毛髪の成長サイクルを短くする作用があります。

    頭髪は、成長期が2〜4年程度、退行期が1ヶ月程度、休止期が5ヶ月程度で1000日から2000日の毛周期を繰り返します。

    しかし、AGAの方は、前述のジヒドロテストステロンが正常な毛周期を阻害し、成長期を短縮してしまいます。

    結果として太く長い髪の毛が育たず、短く細い毛髪となる軟毛化現象を引き起こします。

    そして最終的に、皮膚表面から毛髪が出現しなくなってしまうのです。

    最新のAGA治療薬「デュタステリド(ザガーロ)」の効果


    2016年6月に販売開始されたAGA治療薬に、デュタステリド(商品名:ザガーロ)があります。

    デュタステリド(ザガーロ)は、フィナステリド(プロペシア)と同じくAGA治療に効果的な5αリダクターゼ阻害薬に分類されます。

    *男性型脱毛症治療ガイドラインは2010年に発表されたものですので、デュタステリドの記載はありません。

    フィナステリド(プロペシア)と同様に、デュタステリド(ザガーロ)はAGAの発症要因となる「5αリダクターゼ」を阻害し、脱毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)を抑制する効果を持つ医薬品です。

    AGAの原因となる5αリダクターゼ2型のみを阻害するフィナステリド(プロペシア)に対し、デュタステリド(ザガーロ)は2型のみならず5αリダクターゼ1型も阻害する効果があります。

    よって、デュナステリド(ザガーロ)は5αリダクターゼ2型をフィナステリド(プロペシア)の約3倍も阻害するとされています。

    デュタステリド(ザガーロ)の発毛効果は、フィナステリド(プロペシア)と比較して1.6倍の発毛効果があると言われています。

    海外の臨床試験では、フィナステリドで効果がなかった患者の薬をデュタステリド0.5mgへ変更したところ半年で77%の症例に改善を認めたとの報告があります。

    AGA治療薬「ザガーロ」や有効成分「デュタステリド」についてもっと知りたい人はこちら

    ヘア充になるためには? ......まずはAGA専門のクリニックへ!

    「本当に効果のあるAGA治療方法は何か?」というテーマでここまで話してきました。

    「強く行うよう勧める」とされたAGA治療法は、効果が科学的に証明されている、医薬品による治療です。

    AGA治療をする前にチェック! そもそも医薬品と医薬部外品の違いとは?

    ハゲを治すために、最初に手に取るのが医薬部外品である育毛剤。

    育毛剤の中には確かにミノキシジルを配合した製品もありますが、それだけでは効果的なAGA治療法とは言えません。

    医薬品と医薬部外品の違いを確認して、適切なAGA治療を行いましょう。
    • 医薬品
      ・病気の治療を目的とした薬
      ・厚生労働省より配合されている有効成分の効果が認められたもの
    • 医薬部外品
      ・治療というよりは防止・衛生を目的としてつくられたもの
      ・
厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されている

    AGA専門クリニックで、自分に合った「ヘア充」への近道がわかる!

    医薬品である限り、少なからず副作用のリスクがあります。

    「どんな医薬品が自分にとって効果的なのか?」という問いも、AGA専門のクリニックで適切な治療方法とともに教えてくれるでしょう。

    適切な治療方法だけでなく、リスクの回避をするためにも、毎日AGA治療に携わっているAGA専門クリニックの医師に相談することは非常に重要です。

    また、病院の治療実績や患者の年齢、AGA進行状況に合わせた情報を得ることもできます。

    治療薬の相談だけでなく、毎日の生活改善などの育毛に関する正しい知識を得るためにも、まずはAGA専門病院の医師に相談することをおすすめします。

    医師の治療を受けて、あなたも健康的でフサフサな髪の毛が充実しているヘア充になりましょう。


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